
以前から、ほかの病院の救急で働く先輩に「人が足りないので来てほしい」と誘われていました。看護師の仕事が好きで、いずれはエキスパートをめざしたいので、半年くらい悩んで転職を決断しました。しかし、いざ師長に退職のことを話すと、「人出不足で中堅層がいないと困る」と引き留められました。決断が揺らいでしまいそうです……。
転職・キャリアプラン
島根県在住 看護師歴7年目 28歳
以前から、ほかの病院の救急で働く先輩に「人が足りないので来てほしい」と誘われていました。看護師の仕事が好きで、いずれはエキスパートをめざしたいので、半年くらい悩んで転職を決断しました。しかし、いざ師長に退職のことを話すと、「人出不足で中堅層がいないと困る」と引き留められました。決断が揺らいでしまいそうです……。
ご自身でいろいろと悩んで決意したのに師長の言葉で揺らぎそうになったということは、再度、転職の動機や時期など熟考する余地があるかもしれません。「最終的には、いつまでに転職できればいいのだろうか?」「決断が揺らぎそうになっている理由は何か」を、ご自身のなかで明確にすることも必要です。例えば、「できるだけ早い方がいいけれど、具体的にいつまでというわけではない」のであれば、今回は転職を見送るのも選択肢としては「あり」だとも思います。決意が固ければ、迷いなく退職すると表明できるはず。決断が揺らぎそうになっているということは、実は好機ではないのかもしれません。
「人出不足なのに、私まで辞めたら申し訳ない」という後ろめたさから、退職を思いとどまる人は少なくありません。もし、ご相談者様が同じように残されるスタッフのことを案じ、心が揺らいでいるのであれば、「組織は一人が欠けても回る」ことを知っておくといいでしょう。ほかのスタッフや組織のことを考えられるのは、決して悪いことではありません。ですが、それを理由に、いつまでたっても退職を決断できない可能性もあるのです。組織を機能させることも大切ですが、一番大切なのはやはり「自分の人生」。決断を先延ばしにするリスクも、念頭に置いておきましょう。
坂口 千絵(さかぐち ちえ)
看護師、教育・指導サポート歴25年以上。コーチング、カウンセングなどの個人セッション実績豊富。2019年、「サポート職に携わる人のサポートに徹する」ことを決断し、25年間の看護師人生に幕を下ろす。
家族の死、最愛の夫の病死を通じ、死生観について学んだ経験をもとに、魂の望みを叶えながら、周りの人の幸せもしっかりとサポートしたい人に向け、オンライン講座を提供。セッションは「とにかく話しやすい」「具体的でわかりやすい」と好評。
直観力を駆使したセッションが大好評にて、続々と全国から受講生が集まっている。
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