• 2017年8月23日
  • 2021年11月15日

【看護師の悩み】退職はボーナスを受け取ってからでも大丈夫?

 

【質問】退職はボーナスを受け取ってからでも大丈夫?

夏のボーナスを受け取ってからの退職を考えているのですが、退職するからと減額されることはあるのでしょうか。また、転職に影響が出たり、不利になったりしますか? (千葉県在住 看護師歴6年目 27歳)

【回答】ボーナスをもらっても、転職は問題なし

「ボーナスをもらってから」は一般的な傾向

「やめるならボーナスをもらってから」というのは、夏の時期に退職を考えている誰しもが考えることです。実際、年間で退職者が多いのが、年度末と夏冬のボーナス時期。企業もそうした退職は想定の範囲内ですので、時期としては問題ないのでご安心を。

ただし、支給に関しては、ボーナス査定のタイミングで退職がわかっていれば厳しめになることはあるかもしれません。それを避けるため支給後に退職を申し出たとしても、退職申請の社内規定にはのっとる必要があります。一般的には「退職日1カ月前までに申し出る」というところが多いです。

転職先が決まっていてすぐに辞めたいのに辞められないというケースにならないよう、事前に社内規定を確認しておくといいでしょう。また、上司の受理が必要な場合には、引きとめられる期間・説得期間も考慮しなくてはいけません。
ただ、年俸制を取っている企業や、年1回の賃金改定時に労使で決定済みの場合は支給額があらかじめ決まっているので、退職が影響することはないでしょう。

夏は求人が増えるのでチャンスは多い

ボーナスをもらって退職してきたからという理由で、転職が不利になることはほとんどありません。むしろ、採用の視点から捉えると、「思いつきで衝動的に辞めた」のではなく、「時期を見計らって計画的に退職準備を進めてきた応募者」という判断にもなります。また、この時期の流動的な転職者を狙って求人を出す企業も増えますので、求職者にとってはチャンスも多くなるでしょう。

いずれにしても、「立つ鳥跡を濁さず」。スッキリとした気分で次のステップを踏めるよう、引き継ぎを完璧に行い、惜しまれて退職できるよう仕事も手を抜かず準備を進めてください。

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