
4月から新人看護師として働き始めましたが、右も左もわからず、先輩の指導についていくのが精いっぱいの毎日です。もうすぐ夜勤に入る予定なのですが、日勤の仕事さえもきちんとできないのに、夜勤をこなせるのか、今から不安でたまりません。
何でもいいので、夜勤の心得みたいなものがあれば教えてもらえませんか?
新人ナースの悩み
石川県在住 看護師歴1年目 21歳
4月から新人看護師として働き始めましたが、右も左もわからず、先輩の指導についていくのが精いっぱいの毎日です。もうすぐ夜勤に入る予定なのですが、日勤の仕事さえもきちんとできないのに、夜勤をこなせるのか、今から不安でたまりません。
何でもいいので、夜勤の心得みたいなものがあれば教えてもらえませんか?
夜勤業務の大きな特徴のひとつに、「日勤よりも少ない人数で、看護する必要がある」ということが挙げられます。とくに緊急時は、少ない人数であっても、迅速で的確な対応が求められるものです。
患者さんの急変は、頻度としてはそれほど多くはありません。しかし、夜勤の間ずっと「患者さんが急変したらどうしよう……」という不安を持ち続けながら仕事をするのは、非常にストレスとなります。夜勤初日までにというわけではありませんが、早い段階から、緊急時の物品の位置確認や、アンビュー・人工呼吸器・AEDの使用方法、ドクターコールまでの流れ、スタッフとの連携方法など、緊急時の対応について把握しておきましょう。
夜勤業務が始まり、最初のうちの何回かは先輩のフォローがつくかと思います。ですが、「何かあれば先輩がいてくれるから大丈夫」という安心感が、業務に対する油断を招くことも。その結果、「今度の夜勤から、フォローが外れてひとり立ち。どうしよう……」という不安にもつながりかねません。もちろんひとり立ちへの不安がまったくなくなるわけではありませんが、フォローしてくれる先輩がいる段階から「もしも今、自分が一人だとしたら」という状況を想定して行動しましょう。それにより自然と「主体性」が生まれ、夜勤をするにあたっての「疑問」も浮かびやすくなります。また、日勤のときと同様に「報告・連絡・相談」は確実に行ってください。
夜間は患者さんの休息時間。必然的に、日勤とは業務内容も変わります。日勤業務を十分に理解できていないからといって、夜勤業務ができないわけではないのでご安心ください。夜勤では緊張と不安で気持ちばかりが先走り、焦ることもあるかと思います。時には「朝までに仕事が終わればいい」というくらいの、心の余裕をもって行動できるといいですね。
坂口 千絵(さかぐち ちえ)
看護師、教育・指導サポート歴25年以上。コーチング、カウンセングなどの個人セッション実績豊富。2019年、「サポート職に携わる人のサポートに徹する」ことを決断し、25年間の看護師人生に幕を下ろす。
家族の死、最愛の夫の病死を通じ、死生観について学んだ経験をもとに、魂の望みを叶えながら、周りの人の幸せもしっかりとサポートしたい人に向け、オンライン講座を提供。セッションは「とにかく話しやすい」「具体的でわかりやすい」と好評。
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