• 2017年6月9日
  • 2021年11月11日

【看護師の悩み】看護に対する熱意がなくなった

 

【質問】看護に対する熱意がなくなった

脳外科に勤務しています。入職したてのころは、患者さんに「ありがとう」と言われることがうれしくて、看護も楽しかったのですが、最近では仕事がマンネリ気味です。

やる気もなく、「お金のため」と割り切っている私ですが、何となく罪悪感もあります。このまま看護師として働くのは患者さんに失礼なのではないでしょうか。(北海道在住 看護師歴7年目 39歳)

【回答】仕事以外の生活に潤いを

歩んできた自分を認めることも大切

最初は仕事が楽しいと思っていても、時が過ぎるとマンネリに感じるのはある意味、自然なことです。マンネリ状態が続くと、やる気を出すにもエネルギーが必要です。とはいえ、無理にやる気を出そうとするのも得策ではありません。

私たちは「他人」や「過去の自分」と比較することで、今の自分を責めたり、否定したりしがちです。しかし、「長く頑張ってきたのだから、停滞する期間があってもおかしくはない」ということをまずは受け入れましょう。これは「マンネリを感じるほどの日々でも、コツコツと積み重ねてきた自分がいた」と認めることにもつながります。

働く動機は人それぞれ

看護師は、その人なりの「使命感」をもっていることが多いため、「このままでは患者さんに対して失礼なのでは」と思う気持ちがあるのもうなずけます。しかし、働く動機は人それぞれ。「正解」や「間違い」はありません。ですから、「お金のため」と割り切ることに罪悪感をもつ必要はなく、淡々と働くのも選択肢としてはアリだといえます。

人生は「仕事」だけがすべてではありませんので、プライベートに潤いをもたらすような時間、趣味などを取り入れてみるのもひとつの方法です。日常で「ほっ」とする時間を増やす、興味のあることを探して取り組んでみる、刺激をもらえることに挑戦する……。それによって精神状態が回復し、いつの間にか仕事の悩みから抜け出していた、なんてこともあるかもしれませんよ。

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