
たくさんの知識や技術を身に着けたいと思い、ICUもしくは急性期の外科に配属希望を出しました。でも、実際に私が配属されたのは、内科の混合病棟でした。最初は仕事を覚えるだけで精いっぱいでしたが、今は少しずつ慣れてきています。しかし、今後も看護師として働くことを考えると、急性期でいろいろと学んだほうがいい気がして悩んでいます。
病院・職場
福井県在住 看護師歴1年目 22歳
たくさんの知識や技術を身に着けたいと思い、ICUもしくは急性期の外科に配属希望を出しました。でも、実際に私が配属されたのは、内科の混合病棟でした。最初は仕事を覚えるだけで精いっぱいでしたが、今は少しずつ慣れてきています。しかし、今後も看護師として働くことを考えると、急性期でいろいろと学んだほうがいい気がして悩んでいます。
これから看護師として長く働くことを考えると、専門的知識や技術などを学んだほうがいいのではないかと思うのはもっともです。しかし、それが「学びたい」という「本心」なのか、それとも「学ばなければならない」という「義務感」なのかを、じっくりと考える必要があります。
なぜならば、義務感では長続きしないだけでなく、強いストレスがかかる恐れがあるからです。もちろん、何事もやってみなければわかりませんが、急いで結論を出さなくてもいいのであれば、熟考してから決めても遅くはありません。
人生は、結婚や出産といった転機だけでなく、さまざまな人や出来事からも多くの影響を受けます。それらの影響をうけていくなかで、もしかしたら「子どものことを考え、クリニックで働きたい」、「内科をもっと勉強して極めたい」など、価値観の変化が起こるかもしれません。
希望先と異なる今の職場に配属されたことにも、それなりに意義があると考えましょう。確かに、たくさんの知識や技術が身につくに越したことはありません。しかし、現在の職場でしか学べないこともたくさんあるはずです。
2年目、3年目……と時を経て、さまざまな経験を積んでいくと、また新しい「展望」が見えてくるかもしれません。最終的な結論を急がずに、まずは「体験すること」を大切にしてみましょう。
坂口 千絵(さかぐち ちえ)
看護師、教育・指導サポート歴25年以上。コーチング、カウンセングなどの個人セッション実績豊富。2019年、「サポート職に携わる人のサポートに徹する」ことを決断し、25年間の看護師人生に幕を下ろす。
家族の死、最愛の夫の病死を通じ、死生観について学んだ経験をもとに、魂の望みを叶えながら、周りの人の幸せもしっかりとサポートしたい人に向け、オンライン講座を提供。セッションは「とにかく話しやすい」「具体的でわかりやすい」と好評。
直観力を駆使したセッションが大好評にて、続々と全国から受講生が集まっている。
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