
仕事をしにきているのか、おしゃべりにきているのかわからないスタッフがいます。ナースステーションで記録を書いていても、数人集まれば人の悪口ばかり……。そんなスタッフをすごく不愉快に感じます。注意したいのですが、自分も悪口を言われそうでなかなか勇気がもてません。
人間関係
島根県在住 看護師歴3年目 40歳
仕事をしにきているのか、おしゃべりにきているのかわからないスタッフがいます。ナースステーションで記録を書いていても、数人集まれば人の悪口ばかり……。そんなスタッフをすごく不愉快に感じます。注意したいのですが、自分も悪口を言われそうでなかなか勇気がもてません。
人の悪口ばかり言っているスタッフは、見ていて気持ちのいいものではありませんね。会うたびに誰かの悪口を言われれば、一緒の空間にいることさえも苦痛になります。しかし、このような人は「悪口を言う」ことで無意識にストレスを発散しようとしているか、自分の意見に共感・同意を求めていることが多いのです。相手は「悪いことをしている」という自覚がないため、仮に注意や指摘をする際にも、言葉選びは慎重にする必要があります。
「できるだけその場に居合わせないようにする」「話が耳に入らないようにする」というのもひとつの方法ですが、これを機会にご自身の内面を見つめ直すと、悪口が気にならなくなったり、周囲からあからさまに悪口を言う人がいなくなったりと、環境が変化するかもしれません。
ここでいう「内面を見つめ直す」とは、悪口を言う深層心理に隠された「ストレス発散」を自分は適切にできているだろうか。そして、過剰に周囲に対して心を閉ざしていないだろうかなどを、自分自身に問いかけることです。
「そんなことを思ってはいけない」というような、自分に対する禁止事項が多い人は、ストレス発散ができる人をねたましく思い、相手に対して不愉快に感じてしまう場合があります。また、「自分のことなんて理解されなくていい」「わかってもらえなくていい」と心を過剰に閉ざし、孤立している人も。気軽に共感・同意を求めたり、悪口を言い合うグループのことをうらやましく感じたりして、過度に不快に感じることもあります。ですから、禁止事項を減らし、自分の思いを吐きだせる場や、思いを共有できる環境を作ることで、周囲が変わることもあります。ぜひ、試してみてくださいね。
坂口 千絵(さかぐち ちえ)
看護師、教育・指導サポート歴25年以上。コーチング、カウンセングなどの個人セッション実績豊富。2019年、「サポート職に携わる人のサポートに徹する」ことを決断し、25年間の看護師人生に幕を下ろす。
家族の死、最愛の夫の病死を通じ、死生観について学んだ経験をもとに、魂の望みを叶えながら、周りの人の幸せもしっかりとサポートしたい人に向け、オンライン講座を提供。セッションは「とにかく話しやすい」「具体的でわかりやすい」と好評。
直観力を駆使したセッションが大好評にて、続々と全国から受講生が集まっている。
HP:https://peraichi.com/landing_pages/view/yokubara717
ブログ:http://ameblo.jp/counselor-chisa/
仕事・恋愛・育児・復職・美容・心の悩みなど、あなたの悩みを投稿しませんか?
もしかしたら、スペシャリストが答えてくれるかも?!