• 2021年5月6日
  • 2022年7月13日

復職したからこそ伝えたい、看護師としてのワークライフバランスの考え方

 

私自身が復職した際、ワークライフバランスについてさまざまなことが見えてきました。仕事と家事の両立や子育てとの両立など、課題はいろいろとあります。今回は、いつまでもいきいきと働き続けるためのワークライフバランスについてご紹介しましょう。

まずは家庭と仕事を両立できる環境を!

復職後に安心して働くためには、「どこで働くか」と同様に、「どの部署に配属されるか」も重要になります。私は以前、特に希望する部署がなかったために「どこでも大丈夫です」と答えた経験があるのですが……。そのときは、人手不足で定時にはなかなか帰ることが難しい部署に配属されてしまいました。家庭と仕事を両立するためには、配属先の希望についてもきちんと伝えるようにしてください。

また、ワークライフバランスやダイバーシティーといった考え方が浸透した現在は、常勤、非常勤のほかに、時短勤務、夜勤専従など多様な雇用形態があります。私の場合は、家庭に重きを置きたかったことと、体力に不安があったことで、復職後は慣れるまで非常勤を選択しました。そんなふうに、自分の生活環境にあわせつつ、「子どもの成長とともに働き方が変化する」ということを視野に入れて考えると、ワークライフバランスに配慮した選択がしやすいのではないでしょうか。

オンとオフのメリハリをつける

ワークライフバランスを整えるためには、仕事とプライベートのメリハリをつけることも大切です。私の場合、プライベートを楽しむのはもちろんのこと、仕事においても、積極的に楽しみやりがいを見つけるようにしています。業務が忙しいと気持ちに余裕がなくなったりもしますが、スタッフ同士で声を掛け合うとか、わずかな休憩時間のなかでたわいもない雑談を楽しむとか、そんなささいなことでOK。忙しく緊迫した状況の中だからこそ、そうしたちょっとした言動で、その日のモチベーションが高まり、職場の雰囲気も変わりますよ。

一方で、お休みの日には家族とゆっくり過ごしたり、1人でショッピングを楽しんだりと、とにかく好きなことを楽しむようにしています。そうやって自分らしい休日を過ごすことで、「また仕事をがんばろう」という気持ちになれるからです。もちろん、無理に外に出なくても大丈夫。好きな音楽を聞きながら、好きな飲み物を楽しむだけでも、充実した休日になると思いますよ。そんなふうに「生活にメリハリをつけること」が良い循環につながり、ワークライフバランスを整えてくれてくれるはず。みなさんもワークライフバランスを意識しながら、充実した日々を過ごしてくださいね。

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