• 2020年11月24日
  • 2021年11月15日

短時間からスタート!家庭と仕事の両立を叶える非常勤看護師の働き方

 

看護師の働き方には大きく「常勤」「非常勤」の2種類があります。「非常勤」の大きな特徴として「決まった時間で働く」ということが挙げられます。

特に潜在看護師といわれるブランクのある看護師が復職する際には、少しずつ仕事に慣れていくという意味でもおすすめの働き方です。今回はブランクから非常勤勤務でスタートした筆者の体験談とともに、非常勤のメリットをご紹介いたします。

潜在看護師が復職して無理せず働き続けるためにも、非常勤からのステップアップを

私の復職の悩みは、技術不足や、仕事と家庭の両立でした。

常勤と非常勤では、収入面や勤務時間などの違いはあれど、業務内容に大きな差はありません。そのため、非常勤からスタートすることで少しずつ業務に慣れていくことができます。

復職時は先々のことまで考える余裕はなかなかありませんが、ぜひ将来のことも視野に入れてライフステージに合った働き方をイメージしてみてください。子育てが落ち着いてきて仕事に費やせる時間が増えた、子どもの成長とともに収入を増やしていきたいなど、さまざまな変化があるはずです。そのときに夜勤を始めたり、常勤看護師として働くことも可能です。

ブランクが不安な潜在看護師でも、まずは非常勤からスタートすることで、少しずつステップアップしていけますよ。

家庭と両立するために、復職時にはしっかり交渉を

私の場合、復職してもなるべく家族に負担をかけたくない思いがあったので、復職前の面談で残業が難しいことを伝えました。そのおかげで、実際に復職してから今まで、ほとんど残業はありません。潜在看護師の期間が長いと遠慮してしまいがちですが、要望は事前にしっかりと伝え、交渉しておきましょう。

よくあるのは、相手側の条件に合わせてしまい、後々つらくなってしまうことです。初めのうちはなんとか頑張れても、積み重なると働きにくさにつながってしまいます。せっかく復職を果たしたにも関わらず、職場の都合に合わせてばかりでは身体的にも精神的にも疲弊するばかりです。

残業がなければ決まった時間に業務を終えることができ、生活にもメリハリがつきます。私の場合、最初は週に2~3回の勤務で、子どもたちの成長に合わせて時間を延ばしたり、働ける日にちを増やしたり、無理のない範囲で働き続けています。残業がないと退勤後のスケジュールが立てやすく、予定を入れられるので、ストレスもあまりありません。

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潜在看護師の復職に、非常勤勤務がおすすめな理由

再び働く自信が持てずにいる潜在看護師の方には、ぜひ思い切って一歩を踏み出してみることをおすすめします。不安が先立つかもしれませんが、実際に復職してみると良いこともたくさんあります。

非常勤勤務では、自分の都合に合わせて休日を取ったり、勤務時間を選んだりすることができるので、気持ちにも余裕があります。お休みの日には普段なかなか取り組めない家事をしたり、ゆっくり買い物に出かけたりと、一人の時間を楽しんでいました。

子どもたちの帰宅を楽しみに料理を作ったり、お菓子を作ったり……復職前と変わらない日もときどき持てるので、生活のバランスは保たれています。不安だった看護技術も、休日にメモを読み直す時間が取れるおかげで、落ち着いて仕事に打ち込むことができました。

ブランクのある潜在看護師だからこそ、復職の際には非常勤勤務を視野に入れてみてくださいね。

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