• 2018年11月6日
  • 2021年11月16日

ドクターコールのマナー

 

入院設備で働く看護師さんは、休日や夜間など、緊急時に医師へドクターコールをする機会がありますよね。とくに患者さんの急変などの緊急時、医師からすみやかに的確な指示をもらうために、留意するべき大事なポイントがあります。今回はドクターコールのマナーについてご紹介します。

事前準備をしっかりと

緊急時にドクターコールをする場合、あせってしまうのも無理はありません。ですが、いくら緊急時とはいえ、必要な情報を医師へ伝えられなければ、医師は正確な判断ができません。
医師から聞かれたことにすみやかに答えられるよう、患者のカルテや温度表、検査結果、投薬の種類や量、医師の指示、最新のバイタルサインなど、事前に準備をしてから連絡をしましょう

【関連記事を読む】こんな考えかたは事故につながる!

復唱と再確認を確実に

医師から指示が出た際、聞き間違いを防ぐためにも必ず復唱をしましょう。また、医師が出した指示がいつも正確であるとはかぎりません。薬剤の単位や注入速度などに間違いはないかなど、医師の指示が妥当かどうかを確認し、疑問点があれば必ず、医師に再確認するよう心がけてください

医師の指示に対し、確認不足などの不備が生じると、場合によっては患者さんの安全を脅かすことにつながります。医師からの指示を正確に聞き取るのはもちろんのこと、日ごろから医師の指示が妥当であるかを検討する習慣をつけましょう。

【関連記事を読む】急変時の対応で覚えておきたいこと

文:看護師/カウンセラー 坂口千絵

お一人で悩まず、看護師専任の
キャリアアドバイザーに相談してみませんか?

著者プロフィール