• 2018年11月2日
  • 2021年11月16日

上司から信頼されるコミュニケーションのコツ

 

上司から仕事を安心して任せてもらうためには、ただなんとなく業務をこなしているだけではいけません。
日ごろから気をつけるべきコミュニケーションのポイントがいくつかあります。その内容についてご紹介します。

進捗状況の報告をする

仕事をするさまざまな場面で、期日を意識する機会があるでしょう。たとえば、上司から看護研究の原案やレポートなどの提出を依頼される場合です。原案やレポートを、完璧に仕上げられるのであれば別ですが、内容が不十分なために再提出を求められることも少なくありません。
期日間際に提出をすると、万が一再提出を求められた場合、内容を軌道修正ができない場合があります。ですから、期日に余裕をもって仕事をするとともに進捗状況を報告することが大切です。
血管確保や伝票処理など、日常の看護業務を依頼された場合は、行った結果を必ず上司に報告する習慣をつけることで、信頼を得ることができます。
また、数カ月など長期にわたる仕事に取り組むときは進捗状況の報告がとくに重要です。「部下が定期的に報告をしてくれる」という上司の安心感につながり、長期的なプロジェクトにおいても高い成果を得られるでしょう。

代替案を出す

対応が難しい仕事を依頼され、思わず断ってしまったという経験はありませんか? ですが、断る頻度があまりにも多いと、上司からの信頼を損ねる可能性があります。上司にとって、依頼できる仕事が多い部下ほど、頼りにできるからです。とはいえ、もちろん対応できない仕事に無理をして取り組む必要はありません。
そこで、「できません」と即答する前に、本当にすべてできないのか、あるいはできる部分とできない部分があるのかを考えましょう。その際、依頼された仕事に対しどこまで譲歩できるのかを明確に伝えることが大切です。
たとえば、「これはできないが、これならできる」「すぐには無理だが、1カ月もらえればできる」などのように、具体的な代替案を出すことを心がけましょう。

信頼されるために必要なのは、相手への誠意です。定期的な報告や交渉の仕方を習慣づけて、信頼される看護師をめざしましょう。

文:看護師/カウンセラー 坂口千絵

 

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