これまでお世話になったスタッフへの最後のあいさつでは、しっかりと感謝の気持ちを伝えることが大切です。今回は、退職時に気持ちを上手に伝える方法についてお伝えします。
個別に話ができる時間を確保する
看護師のシフトは、交代制のためすれ違うことが多く、最後に会うのが退職日の半月以上前になることもあります。事前に勤務表で、お世話になったスタッフのシフトを確認しておきましょう。また、「ご都合のいいときに2~3分ほどお時間をいただけますか?」というように、相手が時間を設けてくれるような声かけをしておきましょう。
「ありがとうございました」以外の言葉も
「ありがとうございました」という感謝の意を表するのはもちろんですが、それだけでは気持ちが伝わりきらないことも。「一緒に働くことができたおかげで、たくさんのことを学びました」「くれぐれもお身体を大切にしてくださいね」など、相手のおかげで成長できたことや、健康を思いやる言葉などを、相手の目を見て伝えるようにするといいでしょう。
どれだけ親密な関係であったとしても、最後のあいさつがおざなりになると、それだけで印象が悪くなることもあります。きちんと誠意を持ったあいさつをするよう心がけましょう。
文:看護師/カウンセラー 坂口千絵