• 2018年1月12日
  • 2021年11月15日

仕事を頼むときのマナー

 

自分の業務が手いっぱいで、時間どおりに施行する処置ができないなどの状況は少なからずあるもの。ほかの人に仕事を依頼する際、気をつけたいポイントについてご紹介します。

丸投げの状態を避け、最後に自分で確認する

仕事における責任は、基本的には施行した人にありますが、最終責任は「自分」にあるという意識を持ちながら仕事をするよう心がけてください。施行後の状況を自分の目できちんと確認し、必要に応じて修正するようにしましょう。

【悪い例】
・点滴を依頼し施行してもらったが、その後の滴下調整、刺入部の確認などをしない
・伝票類の記載を依頼し施行してもらったが、書類の記載漏れの有無を確認しない

余裕ができたら交代を申し出る

仕事を依頼した後、結果的に自分の仕事が早く終わった場合は、依頼者に可能な限り交代を申し出ましょう。その際、「大丈夫ですか? 替わりますか?」など、ひとごとのような聞き方はNGです。
状況によっては途中交代をしないほうがいい場合もありますが、依頼者は積極的に「ありがとうございます。替わります」と残りの仕事を引き受ける姿勢を見せましょう。

仕事を依頼したからといって「もう私には関係ない」というような言動や態度をとると、相手に不快感を与えることもあります。手伝ってくれる相手に感謝の意を表しながら、気遣いを忘れないようにしましょう。

文:看護師/カウンセラー 坂口千絵

著者プロフィール