ママ看護師直伝! 家事と仕事の時短テク3
第16回目

復職したはいいけど、家事に仕事にと毎日バタバタ……。そんな忙しい毎日がラクになる、現役ママ看護師ライター直伝の家事と仕事の時短テクを紹介します。コツを掴んで家事も仕事もスムーズに!
【家事】の時短テク3
1.子どもの好きな食べ物は最後の手段に!
朝は1分1秒もムダにできない貴重な時間。けれど、子どもの機嫌によって朝の過ごし方が左右されてしまうことも。機嫌が悪くて食事をとってくれないなんてことは、日常茶飯事ですよね。
そんな朝のピンチを乗り切るためのテクニックは、「子どもの大好物」を準備しておくことです。ただし、大好物を毎日食べさせるというわけにはいきませんので、常備はしておいて、持ち出すのはいざというときだけにしましょう。ちなみに私の子どもはサンドイッチが好きなので、冷蔵庫にはハムやチーズが常備してあります。
2.洗濯物は夜のうちに
朝のバタバタで洗濯物を回したことも忘れ仕事へ……なんてこと、ありませんか? 私は、朝の貴重な時間に少しでもやるべきことを減らすため、洗濯物は夜干しをしています。朝干していたときは、洗濯の時間配分を間違え、出発時間ギリギリにようやく干し終わったということが多々ありました。焦りから子どもをせかすと不機嫌になり、自分もイライラしてしまいます。
朝5時半に起床していても、お弁当を作って朝食を準備していると時間が過ぎるのはあっという間。洗濯物を夜にするようになってからは、ちょっとだけコーヒーを飲む時間の余裕もできましたよ。
3.夕食は多めに作っておく
翌日の朝食やお弁当作りを楽にしてくれるのが、前の晩のおかずです。たとえば、夕食をから揚げにしようと思ったら、通常の1.5倍は作るようにしています。朝食やお弁当にかかる手間がかなり軽くなり、時間も短縮できますよ。ただし、急いで作って中が生焼けなんてことにならないよう、食中毒にはしっかり注意してくださいね!
【仕事】の時短テク3
1.ムダに動き回らずメモを活用!
復職してからすぐは、場所や物品の配置を覚えるのに時間がかかるもの。そのため、注射や点滴を行う際に「必要な物品がそろっていなかった!」なんてこともありがちです。そのたびに何度も物品を取りに部屋を出入りしていると時間がかかるだけでなく、患者さんから不信感を抱かれてしまうことも。必要な物品をあらかじめ確認するのはもちろんですが、何かあったときのために予備を持参することも大切です。慣れるまではメモで確認しながら準備しましょう。
2.白衣の中のポケットの必要物品を毎日チェック
白衣のポケットに欠かせないものとして、ハサミ、テープ、酒精綿、ボールペン、ライト、時計、メモ帳などが挙げられます。そのなかでも、私がとくに「こんなときに持っていないなんて!」と感じたものは「テープ」と「酒精綿」。患者さんからのコールがよく聞き取れないまま訪室してみると、それは点滴終了のコールでした。ポケットを探ったのですが、あったはずの酒精綿が品切れ! 長い廊下を往復して取りに行かなければならず、患者さんを待たせてしまいました。ポケットの中身は毎日チェックしておきましょう!
3.ひとりの瞬間を有効活用~復習はその場で!
復職してからは覚えることが多く、やり残した仕事などを家に持ち帰ったものの、家事に追われてなかなかはかどらない……なんてこともしばしば。勤務時間中はまとまった「すきま時間」はあまりないかもしれませんが、意外とひとりになる瞬間はあるもの。プリセプターも自分の仕事を行いながら指導にあたっているので「ちょっとほかのことをしていてください」と、いわれることはありませんか? この時間をどう生かすかがポイントです。
私の場合は、この時間に物品の場所を覚えたり、助手さんと仲良くなったり、看護記録の書き方や検査方法、一日の流れなどを覚えていきました。そのため、仕事を家に持ち帰ることはあまりありませんでした。
数回指導を受けただけでは、その場しのぎの理解に終わってしまうこともあります。復習はその日・そのとき・その場で対応することが大切です。

プロフィール
看護師ライター