看護師のおもな仕事は患者さんのケアですが、患者さんを支えるご家族も大切な存在です。お見舞いに来ているご家族の方にできるとよい声かけについて紹介します。
ご家族にも丁寧なあいさつを
患者さんには積極的にあいさつや会話ができても、ご家族に対しては軽い会釈のみで済ませてしまっていませんか? ご家族にもきちんとあいさつをし、会話をするよう心がけることで信頼感が生まれ、話しかけやすい雰囲気をつくることができます。
患者さんの状態を伝える
まずはあいさつでご家族との関係を築き、話ができるようになったらご家族がいない間の患者さんの様子を簡潔に伝えます。「夜は熱もありませんでしたよ」「食欲があって、夕食も全部召し上がりました」など、できるだけいいことを伝えてあげると、ご家族も安心できるはずです。
ご家族と円滑なコミュニケーションがとれると、患者さんの情報収集や治療に関する調整をスムーズに進めやすくなります。お互いの信頼関係も深まりますから、しっかりと応対できるといいですね。
文:看護師/カウンセラー 坂口千絵