• 2014年9月3日
  • 2021年11月15日

患者さんに業務外のことを要求されたときの対応法

 

病気になると自分の思い通りにいかないこともあるせいか、わがままな行動をとる患者さんもいらっしゃいます。 看護師業務の範疇なら多少は仕方ありませんが、なかには、「コーヒーが飲みたい」「クリーニング出してきて」など、「これって看護師の仕事なの?」と思えるような要求をする方も。
そんなときは、「患者さん自身でできないことなのか」を考えましょう。

面倒だから頼んでいることが明らかな場合は、「持ち場を離れているときに、ほかの患者さんになにかあっては困るので、私にはできません。申し訳ありませんが、できる範囲のことはご自身でお願いしますね」と丁寧に断り、「自分のことは自分で」と促すようにしましょう。

ここでのポイントは、次の2つです。

  • 要求を聞くとほかの患者さんに迷惑がかかることをわかってもらう
  • 一方的に断らずに、申し訳ないという気持ちをきちんと伝える

どうしても対応が必要になった場合には上司と相談して、指示を仰ぎましょう。
報告の際には、初回にお届けした「業務報告の伝え方 2つのポイント」を参考にしてみてくださいね。

文:看護師/カウンセラー 坂口千絵

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