忙しいオーラが出ている先輩、あなたはどう話かける?
看護師の現場は報告業務が山積み。しかし、上司や先輩は常に忙しそうで、話かけにくいオーラが出ています。そんなとき、どう声をかければいいのでしょうか?
「〇〇さんに発熱があり、食事をあまりとっていません。処置はどうしましょうか?」 たとえば、こんなふうに報告したとします。 これを受けた相手は、何号室の患者さんか、発熱はいつからなのか、具体的に何℃かを聞き直さなければなりません。食事量もあいまいです。また、報告前の処置の有無を告げるべきでしょう。
時間のない上司・先輩に報告を聞いてもらう場合、
- 優先順位を考えて優先度の高いものから伝える
- 「いつ・誰が・どこで・どうした」が確実にわかるよう端的に話をまとめる
この2つのポイントを心がけることが大切です。
「今朝10時ごろから〇号室の〇〇さんが発熱しています。37.2℃の微熱ですが、昼食にまったく手をつけていません。クーリング等の処置はまだしていません」 このように報告すると患者さんの状態が明確になり、すぐに次のアクションを指示することができます。 伝え方を工夫することで、コミュニケーションがスムーズになり、業務効率もアップしますよ!
文:看護師/カウンセラー 坂口千絵