• 2016年7月6日
  • 2021年11月15日

伝わらない医療用語に気をつけましょう

 

看護師をはじめとした医療従事者は、日常的に医療用語を使うため、患者さんに配慮してわかりやすい言葉に置き換えている方も多いでしょう。しかし、「これくらいなら理解できるだろう」と思って使用している用語が、実は多くの患者さんに馴染みのない言葉だということもありえます。今回は、患者さんに伝わりにくい医療用語と、言い換え方をいくつかご紹介します。

病名
・イレウス→腸閉塞
・誤嚥(ごえん)→食べ物が気管に入った状態
・褥瘡(じょくそう)→床ずれ
・合併症→ある病気が原因で発症する別の病気

治療・処置
・カテーテル→医療用の柔らかい中空の管
・清拭(せいしき)→体を拭く
・インスリン→血糖を下げる注射
・IVH→栄養を点滴で摂ること
・バルーン→尿の管

検査・説明
・臥床→横になる
・オリエンテーション→説明
・セカンドオピニオン→主治医以外の医師の意見

とくに高齢の患者さんの場合、理解するのが難しい医療用語もあります。患者さんとお話しするときは、できるだけ医療用語を避け、わかりやすい言葉を使うよう意識しましょう。

文:看護師/カウンセラー 坂口千絵

お一人で悩まず、看護師専任の
キャリアアドバイザーに相談してみませんか?

著者プロフィール