復職……でも、身体がもつか心配? 上手な体力温存のコツ
第1回目

育休中の方の中には、「看護師として復帰したいと思っているけれど、ブランクがあるし家庭との両立も大変そう。何より体力的な不安が…」と、二の足を踏む人も多いのではないでしょうか。
でも、自分のリズムさえつかめば大丈夫! 忙しいなかでもお仕事と家事を両立できるよう、効果的に体力をキープするためのポイントをいくつかご紹介します。
職場選びのカギは「通勤のしやすさ」
勤務地を決める際は通勤時間と手段について、しっかりと下調べすることをおすすめします。
朝夕の数十分はとっても大事。通勤時間が短くなれば、その分を家事や休息に充てられますし、通勤疲れも軽減できます。
毎日のことですから、バスや電車なら何分おきに来るか、自転車通勤なら雨の日の手段は? など具体的に考えて、無理なく通える場所を選びましょう。
何はなくとも睡眠確保
復職してしばらくは、体力回復のため睡眠をしっかり取りたいところ。効率的な時間の使い方が、睡眠の確保につながります。
例えば朝。朝食の支度と一緒に夕食の下ごしらえをしてみましょう。帰宅後の調理時間が短縮でき、夕食を早めに済ませることができます。お子さんを早く寝かしつけることもでき、夜の時間に余裕ができますね。
洗濯はぜひタイマー機能を活用して。朝型の人は早朝に合わせてセット、夜型の人はお子さんが眠る頃仕上がるようにと、ご自分に合ったタイミングを見つけましょう。
家事は「妥協」を忘れずに
仕事を始めたら、育児休暇中と同じように家事はできません。できなくていいのです。完璧にやろうとすると、思うようにいかず「母親失格……」と落ち込んでしまうことも。ほどほどでOKだと考えて、上手に手を抜きましょう。
夕飯を作るのがつらいな……という日は、お惣菜やレトルト食品を活用して。ただし、原材料をチェックして、身体にいいものを選びましょう。また掃除など、先に延ばせる家事は休日にまとめて済ませてしまうのも手です。
家事を分担制にするなど、他の家族にも協力してもらえると、さらに負担を減らせますね。