• 2022年10月19日
  • 2022年10月19日

ストレスチェック・治療と仕事両立など重点課題に~今後の産業保健、厚労省が検討会に論点提示

 
10月17日、厚生労働省は、保健のあり方に関する検討会の初会合で、今後の産業保健のあり方に関する論点を示しました。
重点的に取り組む課題として、▽ストレスチェック制度▽治療と仕事の両立▽疾病予防、疾病管理、重症化予防▽加齢による身体機能の低下-などを挙げており、産業医と衛生管理者に限定されている現在の仕組みについても、「保健師・看護師は、今後どのように位置づけるべきか」と検討を進めています。

厚生労働省は、17日に開かれた産業保健のあり方に関する検討会の初会合で、今後の産業保健のあり方に関する論点を示した。重点的に取り組む課題として、▽ストレスチェック制度▽治療と仕事の両立▽疾病予防、疾病管理、重症化予防▽加齢による身体機能の低下-などを挙げた。【新井哉】

今後の産業保健のあり方などを議論した検討会(17日、東京都内)

例えば、ストレスチェックに関しては、 増加するメンタルヘルス不調を予防するための有効策、治療と仕事の両立に関しては、疾病による離職を防ぐための方策を取り上げた。また、産業保健の実施体制・担い手に関する論点を示し、産業医の職務について「中心的に担うべき職務にはどのようなものがあるか」と議論を促した。

産業医と衛生管理者に限定されている現在の仕組みについても、「保健師・看護師は、今後どのように位置づけるべきか」とした。検討会の構成員からは、産業保健で扱う医学的な内容を再検討する必要があるとの意見などが出た。


出典:医療介護CBニュース