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  • 2022年7月26日
  • 2022年8月22日

「BA.5」に効果、コロナ抗ウイルス薬3種~東大医科研など発表

 
7月20日、京大医科学研究所などの研究グループは、「BA.5」に対し、国内で承認済みの3種類の抗ウイルス薬が治療の効果を示したとの検証結果を米医学雑誌「New England Journal of Medicine」で発表しました。
「BA.5」は新型コロナウイルスのオミクロン株の系統の1つで、国内外で広がっており、検証結果は医療現場での適切な治療薬の選択に役立つだけでなく、行政機関が新型コロナ対策の計画を策定して実施する上で、重要な情報となると期待されます。

東京大医科学研究所などは、新型コロナウイルスのオミクロン株の系統の1つで、国内外で広がっている「BA.5」に対し、国内で承認済みの3種類の抗ウイルス薬が治療の効果を示したとの検証結果を発表した。この成果について、医療現場での適切な治療薬の選択に役立つだけでなく、行政機関が新型コロナ対策の計画を策定して実施する上で、重要な情報となると指摘している。【松村秀士】

同研究所ウイルス感染部門の河岡義裕特任教授らの研究グループは、新型コロナの治療薬がオミクロン株の「BA.4」「BA.5」など各系統の培養細胞において感染や増殖を阻害するかどうかを調べた。

その結果、承認済みの抗ウイルス薬「レムデシビル」と「モルヌピラビル」、「ニルマトレルビル」は、「BA.4」「BA.5」など各系統の増殖を効果的に抑制した。

一方、抗体薬の効果も解析したところ、承認済みの「ソトロビマブ」の中和活性はどの系統に対しても著しく低かった。また、「カシリビマブ・イムデビマブ」はいずれの系統に対しても中和活性を維持しているものの、効果に関しては中国・武漢由来の従来株への効果と比べると著しく低いことも分かった。

今回の成果は20日、米医学雑誌「New England Journal of Medicine」のオンライン速報版で公開された。


出展:医療介護CBニュース