• 2022年1月7日
  • 2022年1月11日

日医会長「全国的に第6波に突入」~オミクロン株、重症化率低くとも感染者増で医療逼迫

 
1月6日、日医の中川会長が新型コロナウイルス感染症拡大が全国的に第6波に突入したとの考えを表明。市中感染の急速拡大という最悪の事態に備え、岸田首相が予防、検査、早期治療の枠組みを一層強化し、国内対策に重点を移す準備を始める考えを表明したことを受け、日医も全国の医師会と連携し、政府の方針に「危機感を持って協力する方針」(中川会長)です。さらに、まん延防止等重点措置の適用や緊急事態宣言の発令について、「早めに、解除はゆっくり慎重に」とするこれまでの主張を、重ねて提言しています。

日本医師会の中川俊男会長は6日の記者会見で、新型コロナウイルス感染症の拡大が全国的に第6波に突入したとの考えを表明した。オミクロン株について、5日までに1,480人の新規感染が確認されたことから、増加のスピードが極めて速く、想定を超える爆発的な感染拡大が起きると必然的に重症者数は増加し、医療機関は対応しきれなくなる恐れがあるとの考えを示した。【齋藤栄子】

 会見する中川会長(6日、日医会館)

オミクロン株の市中感染が急速に拡大する最悪の事態に備えるため、岸田文雄首相が4日、予防、検査、早期治療の枠組みを一層強化し、国内対策に重点を移す準備を始める考えを表明したことから、日医も全国の医師会と連携し、政府の方針に「危機感を持って協力する方針」だと中川会長は話した。

また、まん延防止等重点措置の適用や緊急事態宣言の発令について、「早めに、解除はゆっくり慎重に」とするこれまでの主張を、重ねて提言した。オミクロン株では、重症化率は低いかもしれないが、その分、これまで以上に感染者数が何倍にもなり、その低さを上回ってしまうため、「結果として医療逼迫につながると考えるべき」だと主張した。


出典:医療介護CBニュース