12月22日、厚労省が第64回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの感染状況の分析・評価などを公表。全国の重症者数(15日時点)は、1週間前と比べて4人少ない35人となっています。現在、デルタ株による感染伝播が継続していることに触れ、「今後、年末年始の休暇などをきっかけとした感染拡大にも注意が必要」と今後の見通しを説明。オミクロン株に関しては「今後、感染拡大が急速に進むことを想定すべき状況にある」と指摘しています。
厚生労働省は22日、第64回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの感染状況の分析・評価などを公表した。オミクロン株に関しては、「今後、感染拡大が急速に進むことを想定すべき状況にある」と指摘。重症度については十分な知見が得られていないとしながらも、「急激な感染拡大により、医療提供体制が急速にひっ迫する可能性に留意が必要である」との見解を示している。【新井哉】
厚労省によると、15日時点の全国の入院者数は414人で、1週間前と比べて54人増えている。全国の受入確保病床数に対する割合は1.0%(1週間前は0.9%)で、都道府県別では、群馬(8.2%)が最も高く、以下は、兵庫(2.4%)、京都(1.9%)、埼玉、神奈川(共に1.7%)、沖縄(1.6%)などの順だった。
全国の重症者数(15日時点)は、1週間前と比べて4人少ない35人となっている。都道府県別では、東京(12人)が最も多かった。2番目に多かったのは大阪(9人)だった。
今後の見通しについては、現在、デルタ株による感染伝播が継続していることに触れ、「今後、年末年始の休暇などをきっかけとした感染拡大にも注意が必要」と説明。オミクロン株に関しても、「国内で拡がっていることも想定すべき状況にある」との認識を持って行動していく必要性を挙げている。
出典:医療介護CBニュース