11月29日、厚労省新型コロナウイルス感染症対策推進本部は、入国者らに対する健康フォローアップの実施に当たっての留意点に関する事務連絡を都道府県、保健所設置市、特別区の衛生主管部(局)に出しました。事務連絡では、新変異株であるオミクロン株の発生が南アフリカ共和国で確認され、国立感染症研究所が「懸念すべき変異株(VOC)」に位置付けたことを説明。症状を呈した人や濃厚接触者の可能性がある人が確認された場合は、入国者健康確認センターと各保健所が一層連携して、早期の陽性者把握や感染拡大防止に向けた対応が必要となるとしています。
厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部は、入国者らに対する健康フォローアップの実施に当たっての留意点に関する事務連絡(11月29日付)を、都道府県、保健所設置市、特別区の衛生主管部(局)に出した。【新井哉】
事務連絡では、新たな変異株であるB.1.1.529株(オミクロン株)の発生が南アフリカ共和国で確認され、国立感染症研究所が「懸念すべき変異株(VOC)」に位置付けたことを説明。世界的なオミクロン株を取り巻く感染状況を踏まえ、入国者らに対して実施している健康フォローアップなどにおいて、症状を呈した人や濃厚接触者の可能性がある人が確認された場合は、入国者健康確認センターと各保健所が一層連携して、早期の陽性者把握や感染拡大防止に向けた対応が必要となるとしている。
特に濃厚接触者と特定した場合には、速やかに陽性者を把握する観点から、検査の実施に向け、積極的に対応することを要望。また、こうした業務を保健所が適切に実施できるよう、都道府県などに対し、体制の整備に努めるよう求めている。
出典:医療介護CBニュース