• 2025年7月15日
  • 2025年7月8日

ドライアイだけじゃない!コンタクト愛用者が見落としがちな危険とは?

 

昨今、平均寿命と共に健康寿命が注目されつつあります。常に健康な体で居続けるためにも医療分野の基本的的な知識はおさえおきたいところ。 本稿では、医療関連のクイズを出題!今回は「コンタクトレンズと感染症」について解説します。

Q. ソフトコンタクトレンズ使用者に多い感染症は?

A  結膜炎

B  緑内障

C  飛蚊症

D 角膜炎

コンタクトレンズは、視力の矯正ができるメリットがある反面、非常に繊細な取り扱いが求められます。コンタクトを使う前、しっかり手を洗っていますか?洗っていないと大変なことに……。正解を見てみましょう!

ソフトコンタクトレンズ使用でリスクが高まる感染症、正解は……

正解は、D「角膜炎」でした。

角膜とは、眼全体の黒目を覆っている重要な組織です。コンタクトレンズはその角膜の上に載せて視力を矯正しています。そのためコンタクトレンズを触る指が汚染されていると、コンタクトレンズを通して角膜に細菌や微生物が移動してしまいます。その結果、角膜に炎症が起こり角膜炎を発症してしまうのです。

ちなみに、ソフトコンタクトレンズが角膜炎のリスクを高める理由は、ハードコンタクトレンズと比較してレンズが汚れやすいという特徴を持っているため。コンタクトレンズを付けている最中、目に異常を感じた場合はすぐに外してください。外した後も目の痛みが取れなかったり、充血や目ヤニが治まらない場合はすぐに眼科を受診しましょう。

参照元: 公益社団法人 日本眼科医会

制作:TAC企画

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