口元にできる縦ジワ「マリオネットライン」は、一般的に40代頃からあらわれはじめるエイジングサインの1つです。シワやたるみといった症状は徐々にできるため、ふと鏡に映った横顔を見て気付いたという方も多いのではないでしょうか。
マリオネットラインがあると老けた印象に見えてしまうため、どうにかして消したいですよね。マリオネットラインを消すのは簡単ではありませんが、セルフケアを行うことで症状を改善する効果が期待できます。
そこでこの記事では、マリオネットラインを改善するマッサージやトレーニングを紹介します。さらにメイクでマリオネットラインを改善する方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。
マリオネットラインとは
マリオネットラインとは、口角から下に伸びるたるみジワのことです。腹話術や操り人形(マリオネット)の口元に似ていることから、そのように呼ばれています。マリオネットラインができる主な原因は、加齢による「肌のたるみ」「筋力の低下」などが挙げられますが、普段の生活習慣のなかにも引き起こす要因が潜んでいます。ここでは、見落としがちなマリオネットラインができやすくなる生活習慣を3つ紹介します。
悪い姿勢
悪い姿勢はマリオネットラインができる原因になります。とくに、猫背やストレートネックの方は常に前傾姿勢の状態でいるため、首やあごの筋肉がゆるんでしまい口角から下がたるみやすくなります。また、マリオネットラインだけでなく、ほうれい線や二重あごもできやすくなります。
姿勢の悪さを自覚している方は、正しい姿勢を保つよう心掛けましょう。姿勢を正すことは、マリオネットラインの予防や改善につながります。
無表情
無表情の方は表情筋をあまり使わないため、口まわりの筋肉が衰えてマリオネットラインができやすくなります。マリオネットラインに影響する筋肉には、口輪筋(こうりんきん)や頬筋(きょうきん)、口角下制筋(こうかくかせいきん)などがあります。
これらの筋肉は口まわりを動かすことで鍛えられるため、普段から表情を豊かにすることが大切です。鏡の前で口角を上げて笑顔をつくることを意識すると良いでしょう。
かみぐせ
かみぐせがある方もマリオネットラインができやすい傾向にあります。片がみのくせや、かみ合わせの悪さは、口まわりの筋肉のバランスがくずれる原因です。また歯ぎしりや食いしばりは、口角下制筋(こうかくかせいきん)に負荷をかけ、口角が下がりやすくなります。
マリオネットラインが悪化しないためにもかみぐせをチェックし、気になる場合は歯科医院で相談するなど早めの対策が必要です。
マリオネットラインを改善するマッサージ
マリオネットラインを改善するおすすめのマッサージを3つ紹介します。指を使うほか、綿棒で口まわりの筋肉を刺激するマッサージも効果的ですので、ぜひ試してみてください。
頬骨はさみマッサージ

深層筋にアプローチするマッサージです。
- 右手の親指とそれ以外の指で右頬を挟む
- 親指を目尻の下から下がったところと頬骨がぶつかる位置に置く
- そのまま親指を斜め上方向に圧迫しながら「アグアグ」と口を6回動かす
- 親指の位置を少し動かしながら、3カ所に分けて行う
口角下制筋をほぐすマッサージ

口角下制筋のこりをほぐすマッサージです。
- 人差し指と中指の2本を左右の口角にそれぞれ置く
- 左右に動かし軽くゆらすようにほぐす
- あごの骨まで少しずつ下にずらしながらほぐしていく
綿棒でツボ押しマッサージ

顔のツボは綿棒を用いて押すのがおすすめです。マリオネットラインだけでなく、ほうれい線の軽減も期待できます。

- 【地倉(ちそう)のツボ】黒目から真っすぐ下がったところと口角が交差した位置(口角から約1センチ離れた位置が目安)を綿棒でゆっくりとやさしく押す
- 【挟承漿(きょうしょうしょう)のツボ】唇の中央からあごに向かって1センチ下、そこから右へ3センチの位置を綿棒でゆっくりとやさしく押す
- そのままあごのラインに沿って少しずらしながら口角まで3カ所に分けて押す
※それぞれ1日に2回、1回に押す回数は10回程度を目安にしましょう
※綿棒は1本、または2本を輪ゴムで束ねてもOKです
マリオネットラインを改善するトレーニング
マリオネットラインを改善するトレーニングを5つ紹介します。短時間でできるトレーニングなので、組み合わせて行うと良いでしょう。
「あ・い・う・え・お」トレーニング

- 口を大きく開けて「あー」と10秒間発声する
※眉をできるだけ上げるように - 口を横に大きく広げて「いー」と10秒間発声する
- 口をすぼめて「うー」と10秒間発声する
※顔のパーツを中央に寄せるイメージ - 口を引き上げて「えー」と10秒間発声する
- 口を大きく縦に広げて「おー」と10秒間発声する
※1~5を1セットで1日3回を目安に行いましょう
舌回しトレーニング

- 口を閉じて、舌の先を鼻の真下に置く
- そのまま口のなかを大きく円を描くように舌を右回りに1周させる
※ゆっくりと内側から頬を押すように - 舌の先を鼻の真下に戻ったら、同じ要領で左回りに1周させる
※左右を1セットで1日2回(朝晩)3セットずつ行いましょう
ぴよぴよぷートレーニング

- 頬の肉を上下の歯の間に入れ込むように吸う
- そのままの状態で、唇を「ぴよぴよ」と上下に動かす
- 最後に唇を閉じて頬を「ぷー」とふくらませて10秒間キープする
※2~3を1セットで2回行う
風船トレーニング

- 唇をしっかり閉じて、口のなかに空気をため込む
- 右の頬だけふくらませて5秒間キープする
- 左の頬だけふくらませて5秒間キープする
- 上唇の内側だけふくらませて5秒間キープする
- 下唇の内側だけふくらませて5秒間キープする
割り箸トレーニング

- 割り箸を奥歯で加える
- 加えた状態のまま口を横に開き「い」の形にする
- そのまま口角をできるだけ引き上げて30秒間キープする
※2~3を1セットで3セットを目安に行いましょう
※1セットごとに10秒間休憩をはさむ
マリオネットラインを改善するメイク
マリオネットラインをすぐに改善するには、メイクを活用するのがおすすめです。ここからは、マリオネットラインを目立たなくさせるメイクテクニックを2つ解説していきます。
唇を補正してマリオネットラインを軽減する

上唇と下唇の輪郭を少し外側に描くと唇がふっくら見えて、マリオネットラインが目立たなくなります。
- ほうれい線の斜め上に引っ張って唇の輪郭を出し、1~2mm上に上唇のラインを描く
※引っ張らないと唇が小さくなるため、必ず引っ張ってから描くのがポイント - 口角の下を引っ張って唇の輪郭を出し、上唇と同様に1~2mm外側に輪郭を描く
- 唇の内側を塗りつぶし、その後で唇の山を1~2mm外側に描く
- 最後にあごの中央に小さな丸を描くようにハイライトを入れる
※ハイライトの効果で口元の影が目立たなくなります
チークやハイライトで視線をそらしてマリオネットラインを目立たなくする
マリオネットラインはたるみジワのため、口元に影ができます。チークやハイライトでカムフラージュさせれば、影から視線をそらしてマリオネットラインが目立ちにくくなります。

1.下地とファンデーションを塗った後、頬骨よりやや高めで、内側にチークをのせる
2.チークを真横に広げる

3.次にハイライトを指にとり、眉の中央から目頭に向けてスライドさせる

4.こめかみにもなじませる
※チークやハイライトを高い位置に置くことで頬やフェイスラインが引きあがって見えるため、マリオネットラインの影が目立たなくなる効果を狙えます
まとめ
マリオネットラインは、肌のたるみや表情筋の衰えが原因で起こります。加齢だけでなく、生活習慣によっても引き起こされるため、普段の生活習慣を見直すことも大切です。
マリオネットラインが気になったら、今回紹介したマリオネットラインを改善するマッサージやトレーニングをぜひ試してみてください。継続して行うことで、マリオネットラインは次第に目立たなくなります。
マッサージやトレーニングの効果を感じるにはある程度の時間が必要です。マリオネットラインを早く目立たなくしたいという方は、メイクを併用してみるのも良いでしょう。
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