• 2023年6月13日
  • 2023年6月8日

看護師1年目で美容クリニックに転職するのってキャリア的に大丈夫なのかな?

 

まだ看護師1年目なのに転職を考えている後輩。今後のキャリア形成として病棟から美容クリニックで大丈夫? このお悩みに対して人気ブロガーのDJあおいさん、ロリータモデル兼看護師の青木美沙子さん、産業医の井上智介さんらスペシャリスト3人がアドバイスします!

今回のお悩みに答えてくれるスペシャリストたち

看護師1年目で美容クリニックに転職するのってキャリア的に大丈夫なのかな?

相談者
看護師1年目の後輩から「美容クリニックに転職するつもりです」と告げられました。まだキャリアも浅い中、その判断は適切なのでしょうか?

看護師として最も学べる病棟で経験を積んでからの方が、どこへ転職するにしてもいいと思います。看護師1年目は特に不慣れでいろいろとつらいのはよくわかりますが……。

余計なお節介なのは承知の上ですが、どのようなアドバイスを送ればいいのでしょうか?

スペシャリスト3人のアドバイスは?

人気ブロガー
DJあおいさん
転職をするのなら「転職をして良かったな」と思えるような未来を作っていくだけだし、今の職場で続けるのなら「続けて良かったな」と思えるような未来を作っていくだけだし、選択肢の答え合わせは未来にあるものであって、現時点で正誤は存在しないんです。

他人のアドバイスに従って地獄を見ようと、他人は責任を負ってくれないのが基本。

どんな結果になっても自分で責任を負わなければならないのなら、自分の出した結論に従うのが最善なんじゃないですかね?

他人にできることはその人の選んだ道を応援してあげることだけですよ。それが相談なら決断の介助となるアドバイスが必要なのかもしれませんが、それが決断なら決して邪魔をしないように。求められていないアドバイスは野暮でしかありませんよ(by DJあおいさん)。


ロリータモデル・看護師
青木美沙子さん
看護師もさまざまな働き方があるので、「キャリア形成=病棟で積むもの」と決めつけなくてもいいと思います。

私は看護師とモデルの仕事を両立して働いているので、大学病院でバリバリ働き管理職について看護師キャリアを積んでいるわけではないのですが、二足の草鞋で学ぶこともたくさんあります。

たしかに1年目では経験も浅く、せめて3年は働こうというような暗黙のルールもありますが、看護師は資格があるのでさまざまな働き方ができるという利点があります。

看護師としてのなりたい未来をある程度明確にできれば、きっと後悔なく転職できると思います。相談者さんは先輩としてアドバイスしつつ、後輩の話を聞いて一緒にキャリア形成を整理してあげるのはいかがでしょうか? 相談者さんの後輩思いなところ、とてもステキで人間関係がいい職場だなと感じました!(by青木美沙子さん)


産業医
井上智介さん
自分が描くキャリアと違う選択をする人を目の前にするとモヤモヤする気持ち、よくわかります。先輩として今まで必死に教えてきたことも徒労に終わった気がするし、今まで自分が歩んできたキャリアが否定された気にもなってしんどいですよね。

とはいえ、後輩も赤の他人ですから、相談者さんがそこまで干渉する必要もなさそうです。あなたの中にある「看護師キャリアの価値観」が、必ずしも後輩の価値観とは一致するわけではありません世の中には、看護師免許を持ちつつも看護師として働いてない人も大勢いるくらいですから、素直に後輩の進む道を応援してあげてほしいです。

とは言っても、モヤモヤした気持ちでの応援にポジティブな感情を込めるのは難しいでしょう。無理に取り繕っても、後輩に見抜かれる可能性もあるので逆効果になりかねません。

この際、「先輩だからアドバイスしなければいけない」という考えは捨てて、
「よかったら、またどんな世界なのか教えてよ」と後輩が関わる新たな世界に興味があるような素振りを見せるくらいの大人の対応で十分です(by 井上智介さん)。

▶︎定期的に看護師を辞めたくなる……どうやってモチベ維持すればいい??


三者三様のアドバイス、いかがでしたか? 良いことも悪いことも自分で経験しないとわからないもの。そして何が良いことなのかは自分で決めることです。自分の人生の舵は自分で切るしかないので、応援してあげるのが一番の力になれそうですね。相談者さんのお悩み解決の一助になれていれば幸いです。それではまた次のお悩みでお会いしましょう。

企画・構成/藤田佳奈美(TAC企画)

DJあおいさん

月間600万PV!の大人気ブロガー。独自の恋愛観と核心をついた鋭いアドバイスで、Twitter合計フォロワー35万人の人気を誇る謎の主婦。女性誌やサイトで連載多数。著書に『キャリアなどに興味はない。それなりに稼げて、ストレスフリーなら、それがいいのだ! 』(ワニブックス)、『女の人間関係はめんどうなのよ 人付き合いの処方箋』(KADOKAWA)、『結婚は「だから、好き」より「だけど、好き」。』(幻冬舎)など。

青木美沙子さん

ロリータファッションモデル / 看護師 / 日本ロリータ協会会長。雑誌『KERA』『姉ageha』でロリータモデルをしつつ正看護師としても働く。2009年、外務省任命カワイイ大使として25カ国45都市以上の国を歴訪。2013年、日本ロリータ協会を設立。ロリータファッションBOOKの発売やプロデュース業も行うなど、精力的に活動している。

井上智介さん

産業医/精神科医/yahoo!ニュース公式コメンテーター。島根大学医学部を卒業後、現在は産業医・精神科医・健診医の3つの役割を中心に活動している。産業医としては、毎月30社以上を訪問。著書に『職場での「自己肯定感」がグーンと上がる大全』(大和出版)など。

著者プロフィール