• 2022年9月5日
  • 2024年1月9日

産休前の挨拶で配るお菓子の選び方|配り方やポイントも

 

産休前の挨拶で、職場の人にお菓子を配ろうと考えている方も多いのではないでしょうか。お菓子は日頃お世話になっている職場の方へ、お礼と感謝の気持ちを伝える方法としてとても有効です。

当記事では、産休前の挨拶で配るお菓子の選び方のポイントや配り方などについて、詳しく紹介します。お菓子選びに困っている方は、ぜひ参考にしてください。

産休前に配るお菓子の選び方のポイント

産休前の挨拶では、妊娠中の身体への配慮および産休に伴う業務の引継ぎなどに対するお礼の意味をこめてお菓子を渡すのが一般的です。必ず用意しなければならないというものではありませんが、用意することでより気持ちを伝えやすくなります。 お菓子を選ぶ際は、以下の項目を意識して選ぶと良いでしょう。

日持ちするもの

お菓子は、できれば消費期限が長めで日持ちするものを選びましょう。生菓子だとすぐに食べなければならないうえ、休みや出張などで当日不在だった社員に渡せなくなります。

食べるまでに期間が空くケースを想定し、最短でも1週間程度は日持ちするお菓子を選ぶのがおすすめです。洋菓子では「クッキー」「チョコレート」「ゼリー」など、和菓子では「せんべい」「ようかん」「どら焼き」などが日持ちするお菓子として挙げられます。

個包装のもの

職場に持っていくお菓子は、ひとりひとりに配りやすいよう個包装されているものが適しています。ホールケーキなどは切り分ける必要があるうえ、食べるためにお皿やフォーク、包丁などの食器類を準備する必要があり、手間がかかります。

個包装のものであれば配りやすく、鮮度や衛生面でも安心です。数が余った場合も休憩室などに置いておけば、欲しい人が自由に持っていけるうえ、持ち帰ることも可能です。

職場で食べやすいもの

お菓子をもらったらその場で食べる方が大半なので、デスク上でも食べやすいお菓子を選びましょう。

パイ菓子やチョコレートなどは、崩れたり溶けたりして手や服を汚しやすく、食べにくさを感じる方もいます。クリームが沢山詰まっているシュークリームなども、中身がこぼれる可能性があるため食べやすいとはいえません。

また、香りの強いお菓子も職場に匂いが広がる恐れがあるため避けるのが無難です。仕事の合間や小腹が空いたときに、手を汚さずに気軽に食べられるものを選びましょう。

常温保存できるもの

お菓子は常温保存できるものを選びましょう。冷やす必要のあるお菓子だと、季節によっては購入してから職場に持っていく際に傷んでしまったり、冷蔵庫がない職場だと保存ができなかったりする場合があります。

衛生面や季節の気温変化などを考え、要冷蔵や要冷凍のものは避けましょう。プリンやアイスクリーム、シュークリームといったお菓子は避けるのが無難です。また、チョコレートも暖かい季節は溶けやすいため注意が必要です。

持っていきやすいもの

職場に持って行くお菓子は、妊娠中の身体の負担にならないよう、軽くてかさばらないお菓子を選びましょう。お菓子が大きすぎたり重すぎたりするお菓子は、身体へ負担がかかります。自身の体調を最優先にすることを心がけてください。

より喜んでもらえるお菓子を選ぶ方法

より喜んでもらえるお菓子を選ぶ方法

職場の人により喜んでもらえるよう、有名スイーツ店のお菓子おしゃれなデザインのお菓子を選ぶのもおすすめです。おしゃれでセンスの良いお菓子や地元のメーカーのお菓子、季節にちなんだ限定品などの場合、手渡す際に会話も弾みます。

また、受け取り手が味を選べるお菓子も喜ばれます。ただし、味の好みは人によってそれぞれなので、好みが分かれそうな奇抜なフレーバーは避けるのが無難です。味のバリエーションが豊富で、みんなが美味しく食べられるお菓子を選びましょう。

産休前の挨拶におすすめのお菓子12選

産休前の挨拶におすすめのお菓子といっても、焼き菓子やマカロンなどの洋菓子から、ようかんやどら焼きなどの和菓子まで、幅広いバリエーションがあります。ここでは、産休前の挨拶におすすめのお菓子の種類を紹介します。

デパ地下のスイーツコーナーや通販サイトなどで購入できるものが多いので、ぜひ参考にしてください。

1.焼き菓子

焼き菓子は日持ちが良く、産休前の挨拶だけでなく手土産やギフトとしても重宝されています。ラスクやマドレーヌ、バームクーヘンなど種類はさまざまです。

バターラスクは、フランスパンのサクッとした食感とほんのりとした甘さがちょうどよく、小腹が空いたときに軽く食べられるのでとても人気があります。マドレーヌやフィナンシェは、しっとりとした口当たりと甘くて優しいバターの風味が美味しい定番の焼き菓子です。バームクーヘンは、生地の断面が長寿を連想させる木の年輪に見えるため、おめでたいシーンでの贈り物に向いています。

焼き菓子はコーヒーや紅茶に合うものばかりなので、デスクでお茶を飲む習慣がある職場に贈ると喜ばれるでしょう。

2.クッキー

クッキーは気軽に食べられるため、職場への贈り物にピッタリです。比較的安価なものが多く、大人数に配るときに重宝します

複数の味がセットになっている詰合せタイプのクッキーギフトは、職場で大人数の方に食べてもらうプレゼントとして最適です。味のバリエーションの豊富さが魅力で、受け取る側は好きなものを選べるため、手渡す際に会話も弾みやすいでしょう。また、プリントクッキーやアイシングクッキーなど、見た目が華やかなクッキーも喜ばれます。

3.ドーナツ

手軽に食べられるドーナツは老若男女問わず人気で、プチギフトとしてもよく選ばれます。ドーナツといえば、一般的には油で揚げたしっとりとした食感のものを連想しますが、なかには糖質オフや油分カットなど、健康に配慮したヘルシーなものや甘さ控えめのものもあります。豆腐を使用したものや黒糖風味のものなど、変わり種のドーナツも喜ばれるでしょう。

4.マカロン

マカロンは、サクッとしたメレンゲ生地に挟まれた繊細な甘さのクリームが特徴のお菓子です。ピンク・グリーン・イエローといったポップな色合いで、宝石のような可愛らしさがあり、見ているだけでも幸せな気分になります。多彩なフレーバーを楽しめるので、ギフトとしてとても人気があります

手頃な価格から高級なものまでさまざまな種類があるため、予算や配る人数を考えて選びましょう。

5.ゼリー

ゼリーはお歳暮・お中元・入学祝い・出産祝いなど、贈り物や手土産の定番のお菓子です。手渡しやすく重宝されています。

果実入りやジュレなど、フルーツを使用したものが定番ですが、コーヒーやお酒を使用したゼリーも大人な味わいで人気があります。選ぶ際は、渡す相手の年齢層や甘いものが好きかどうかを考慮しましょう。

6.チョコレート

チョコレートは多くの方に好まれており、贈り物やギフトとして特に人気があります。美味しいだけでなく見た目も綺麗なので、日頃のお礼品としても手渡しやすく、相手も受け取りやすいのが魅力です。

チョコレートは高級なものからお手頃なものまで、種類が非常に豊富なので、状況や贈る相手に合わせて商品を選べます。職場で配るなら個包装されたものが良いでしょう。ただし、夏場は溶けやすいので注意が必要です。

7.カステラ

カステラは昔ながらの優しい風味とふわふわの食感で、幅広い世代に人気のあるお菓子です。お中元やお歳暮、結婚祝いなど、さまざまな記念日に対応できるお祝い品として重宝されています。「末永いお付き合い」という意味を持つ縁起物でもあるため、職場で配るお菓子としてピッタリです。

カステラは昔からあるお菓子のため老舗店が多いのが特徴です。多くの方に手渡すなら、個包装されているものを選びましょう。

8.お茶・紅茶・コーヒー

デスクでお茶を飲む習慣がある職場の場合は、お茶・紅茶・コーヒーなどのギフトを選ぶのも良いでしょう。パッケージがおしゃれなものが多く、個包装になっているので気軽に配りやすいのがメリットです。また、価格もほかのギフトと比較すると安価な商品が多いため、1人当たりの費用を安く抑えられます。

デスクで気軽に飲めて、その場で飲まない場合は持ち帰ることもできるので、受け取った側も負担がありません。賞味期限も長く季節に関係なく贈れるため、老若男女問わず、どの職場にも合う贈り物といえるでしょう。

9.せんべい

せんべいは長く保存が利いて、ギフトとして贈りやすいお菓子です。味や素材にこだわった高級なせんべいは自分で買う機会が少ないので、性別や年齢問わず喜んでもらいやすいでしょう。

海苔・海老・胡麻など味の種類も豊富なので、食べやすさや好みに考慮して選べます。なかには、お花やハートの形をしたせんべいなど可愛らしいデザインのものもあります。

10.ようかん

ほんのりとした甘さで食べやすいようかんは日持ちが良く、贈り物として重宝されます。定番のようかん以外に、チョコレートやフルーツを使ったものやパッケージデザインがおしゃれで遊び心のあるものも人気です。

職場で配る際は、老舗の定番ブランドのものや小分けされたものを用意すると喜ばれるでしょう。

11.どら焼き

どら焼きは、食べ応えがあるうえ常温保存ができるので、職場で配るのに適しています。小腹が空いたときや休憩中のおやつタイムなど、仕事中の糖分補給としても食べられるので喜んでもらえるでしょう。

味は餡以外に、生クリーム・抹茶・ずんだ・チョコレートなど豊富なバリエーションがあります。餡が苦手な方がいる場合は、中身が洋風のものを選ぶと良いでしょう。

12.かりんとう

かりんとうは、懐かしい香りと優しい甘さが魅力のお菓子です。常温で長期保存が利くためデスクに置いておきやすく、相手も気軽に受け取れます

黒糖を使ったものが定番ですが、なかにはお米や野菜、りんごなどを使ったものもあり、味のバリエーションが豊富です。少し変わったユニークなものを選べば、手渡す際の話題にもつながります。

【産休前】職場でお菓子を配る際のポイント・マナー

お菓子を配る際は、配る順番やタイミングなどに注意する必要があります。事前に上司などに確認し、会社の慣例があるならそれに従いましょう。

この項目では、お菓子を配る際のポイントや一般的なマナーを紹介します。

お菓子の金額と用意する個数を決める

まずは、お菓子を渡す人数とおおよその金額を決めます。どこまで配れば良いのか迷う場合は、上司や先輩に相談すると良いでしょう。

お菓子の金額は、20~30人くらいの職場なら3,000円前後が相場とされています。また、特にお世話になった直属の上司や同僚には、お菓子のほかに別のギフトを用意したりメッセージカードを添えたりして、感謝の思いを伝えるのもおすすめです。

お菓子を配るタイミングに注意する

お菓子を配るタイミングは、産休前の最後の出社日が一般的です。それぞれの席を回ってお菓子を手渡すのであれば、昼休みや午後、終業後などの落ち着いて挨拶できる時間帯にしましょう。

繫忙期や出張が多い時期と産休直前が重なる場合は、前もってお菓子を渡して挨拶をするなど、臨機応変に対応します。

お菓子を配る順番に配慮する

まずは直属の上司に挨拶をして、お菓子を配ります。役職者に配り終わった後は、渡し忘れがないようにデスクの順にお菓子を配りましょう。他部署で普段お世話になっている方がいるなら、その方にも忘れずにお菓子を渡して挨拶をします。

挨拶をする際は今までの感謝と復帰後もよろしくお願いします、という気持ちをこめて、謙虚な態度を心掛けることが大切です。

渡せなかった人がいたときのことを考えておく

「どうしてもタイミングが合わない」「長期の出張中だった」などの理由で渡せなかった人がいた場合は、机の上にお菓子を置いておくのも一つの手です。その際、お菓子と一緒に「お世話になりました」などと一言メッセージを書いた手紙を添えると気持ちが伝わりやすく、気持ちよく受け取ってもらえるでしょう。

また、給湯室や休憩室など、みんなが利用するスペースにまとめて置いておく方法もあります。共有スペースに置いておく場合も、「誰から」「どういう意味合いのお菓子なのか」が分かるよう、メモを添えておきましょう。

のしが必要なケース

産休前の挨拶のために手渡すお菓子は、個別に配るため基本的にはのしは不要です。しかし、職場の責任者や代表などに、お菓子の箱ごと渡す場合はのしをかけます

のしの表書きは「御挨拶」とする場合が多く、そのまま退職する場合は「御礼」とします。水引は「何度あっても良い」という意味から、お祝いやお礼の際に使われる、紅白の蝶結びのものを選ぶのが一般的です。

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まとめ

産休前のお菓子は、妊娠中の身体への配慮や業務の引継ぎなどに対するお礼の意味をこめて渡します。お菓子を選ぶ際は、日持ちや食べやすさ、配りやすさなどを意識すると良いでしょう。また、お菓子を渡すタイミングや渡す順番に配慮することが大切です。

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