• 2019年8月8日
  • 2021年10月29日

結婚や出産を焦っているときに知っておきたいこと

 

結婚や出産を焦っているときに知っておきたいこと

結婚や出産について、「したいけどできない」と悩む女性は少なくありません。
しかし、「結婚したい」「出産したい」は、実は本当の願いではなかった、ということもあるのです。

その願いは「ニセモノ」かも!?

「早く結婚したいのにできない」「結婚したら子どももほしいけど、仕事が忙しすぎる……」など、人によってさまざまな理由はあるものの、結婚や出産に対して焦っている方もいるのではないでしょうか。
結婚や出産をしたいという願いを抱くことそのものには何の問題もありませんが、実は、人によってその願いが「ニセモノ」の場合があるのです。

強く望んでいることであったとしても、実は本当の願いではないことに、本人が気づいていないということは意外と多いもの。それでは、なぜ自分のことなのに「本当の願い」に気づくことができないのでしょうか。
その理由のひとつとして、「いつの間にか周囲からの情報に振り回されている」ことが挙げられます。

情報化社会の現代では、求める・求めないにかかわらず、日々さまざまな情報が入ってきます。少子化問題や、独身女性の増加といった類いのニュースに加えて、親から子に対する結婚や出産への期待、あるいはまわりの仲間たちが次々と結婚・出産しているのを目の当たりにすると、「私も早く結婚しないと……」「年齢のこともあるし早く子どもをつくらないと……」と焦ってしまうのも無理はありません。
このような外部の情報に惑わされて自分の本心を見失っていく人はとても多いのです。

動機の見直しを

私は子どものころから、結婚や出産に対しての憧れがまったくなかったため、まるで焦りはありませんでした。親からは「子どもだけは絶対に産みなさい。そしたら親の大変さがわかるから」とことあるごとに言われていましたが、私は「結婚は別にしてもしなくてもいい」「子どもはほしくない」というのが本心でしたので、周囲からの影響をほとんど受けなかったといっても過言ではありません。

例え社会から問題視されようと、親から期待されようと、周りの仲間が結婚・出産しようと、大事なのは「自分の人生をどのように生きたいのか」を定期的に明確にしていくことです。
情報が溢れている現代社会では、社会で問題視されていることをつい自分の問題と置き換えてしまい、周囲の期待に応えること、あるいは結婚・出産こそが自分の幸せであると勘違いする場合もあります。情報の刷り込みによる勘違いを起こさないためにも「私はなぜ、結婚や出産をしたいのか」など、願いの背景にある動機を見直し、確認していくことも必要なのです。

例えば、結婚や出産をしたいという願いがあるにもかかわらず、現実的な行動に移せない場合、本当の望みではない可能性があります。たとえ本当の望みであったとしても、「結婚しても浮気されたらどうしよう……」「出産したら何かとお金がかかるし……」など、恐れや不安が強いとなかなか願いは叶いにくくなります。
望みがあるにもかかわらず、焦ってしまう場合は、「その願いが本心なのかどうか、自分の内面とじっくり向き合う」あるいは「恐れや不安」を上手に処理するという視点からも考えてみることをおすすめします。

著者プロフィール