忙しくてもかわいくて清潔感のある髪型にしたい! という看護師さんのために、本連載ではまとめ髪アレンジを全6回でお届けします。【vol.1おだんご】【vol.2ロープ編み】に続き、今回紹介するのは上品にまとまるシニヨンアレンジ。「結ぶ」「編む」「引っぱりだす」の簡単なステップで完成するので時短したいときにもおすすめです。
三つ編みシニヨン
ふんわりくるりとまとめた三つ編みを顔のサイドからのぞかせることで、エレガントな印象に仕上げるシニヨンアレンジです。きっちり仕上げても華やかなヘアスタイルですが、あえてくずすと大人っぽいルーズ感を出すことができます。少々雑につくってもかわいく仕上がるおすすめアレンジです。
<三つ編みシニヨンのつくり方>
1.耳上の髪の生え際に指先を入れ、頭皮に爪が触れるようにします。そこから頭皮に線を入れるように後頭部のほうへ指をすべらせて毛束をとり、サイドに寄せてひとつに結びます。結び目の上に穴をあけ、上から毛束を入れ込んでくるりんぱしましょう。くるりんぱのつくり方を詳しく知りたい方は、「忙しい看護師さんの超簡単まとめ髪アレンジテク『くるりんぱ』」をご覧ください。
2.ダウンの髪を集め、1でつくったくるりんぱと合わせてサイドに寄せます。ゴムでひとつにまとめ、結んだ毛束をもう1度くるりんぱします。
3.ふたつのくるりんぱから毛束を少しずつ引っぱりだしてくずしていきます。トップの毛束も引っぱりだしてくずし、全体的にボリューム感を出しましょう。
4.2でつくったくるりんぱの毛束を三つ編みにして、少しずつ毛束を引っぱりだしながらくずします。ギュッときつく編んでから引っぱりだしてルーズな三つ編みにするのがポイントです。
5.三つ編みを折り曲げ、毛先から根元に向かってクルクルとたたんでいきます。えり足のあたりでしっかりとピンで固定すれば完成。アフター5などはヘアコームの飾りを着けると華やかさがさらに加わります。
Back:アシンメトリーにまとめているので、後ろ姿もとても女性らしい印象になります。
三つ編みとトップの毛束を引っぱりだすことで、立体的なシルエットをつくることができるまとめ髪です。サイドにボリューム感をだせるので、正面から見ても華やかな印象に仕上がります。勤務中は黒ピンを使いましょう。
無造作シニヨン
一見難しそうなゴージャスなシニヨンですが、実はねじるだけでできるロープ編みを取り入れた簡単なヘアアレンジ。毛束をひっぱりだしてくずすことで、横顔も可憐な印象になり、左右どちらから見てもキュートに仕上がるところが魅力です。
<無造作シニヨンのつくり方>
1.顔まわりの髪を片側だけ残し、残りの髪全体をサイドに寄せてえり足で結びます。結び目を片手で押さえながら、トップから毛束を引っぱりだしてくずしましょう。
2.1で残した顔まわりの髪をふたつに分け、耳下からギュッときつくねじってロープ編みにします。1の毛束に合わせて、えり足で結びましょう。ロープ編みのつくり方を詳しく知りたい方は「ずぼらでもかわいくなれる?看護師さんのまとめ髪【vol.2ロープ編み】」をご覧ください。
3.2でつくったロープ編みの結び目を片手で押さえながら、ロープの毛束を少しずつ引っぱりだしてくずします。バックにボリューム感を出します。
4.2でまとめた毛束をふたつに分け、ギュッときつくねじりながら毛先にかけてロープ編みに。少し毛先を残して、ゴムで結びましょう。
5.4でつくったロープ編みの結び目を片手で押さえながら、毛束を少しずつ引っぱりだしてくずします。くずすことで、ロープ編みにルーズ感を出していきましょう。
6.5でくずしたロープ編みをクルッと巻いて、根元をピンでしっかりと固定したら完成。バレッタで留める場合は、ピンの部分を隠すように着けましょう。
ベースとなるロープ編みをギュッときつくねじると、毛束を引っぱりだしたときにゆるまず、きれいにくずせます。勤務中は、黒ゴムや黒ピンを使って、アフター5にはバレッタやコームなどで華やかにしましょう。
最後に
シニヨンをつくるとき、三つ編みやロープ編みをベースにすると、クルッとまとめたときにボリューム感があるシニヨンをつくることができます。いつものひとつ結びに変化をつけたいときに簡単にできるのでおすすめです。勤務中にきっちり見せたいときは、黒ゴムや黒ピンを使い、引っぱりだす毛束の量を控えてきちんと仕上げましょう。
第4回目の「ずぼらでもかわいくなれる?看護師さんのまとめ髪」で紹介するのは「ボブでもできるヘアアレンジ」です。