• 2016年12月14日
  • 2021年11月10日

冷えに負けないポカポカ美人<後編>

 

冷えの原因は「体温調節機能の乱れ」から起こり、「血行不良」や「熱を作りだす機能の低下」がおもな原因として考えられています。冷えの改善には過剰な冷暖房を避けたり、適度な運動を行ったり、身体を温める食べ物を食べるなど様々な方法が挙げられますが、今回は簡単にできる対策の具体例や注意点を見ていきましょう。

隙間時間に運動する

運動不足は筋肉量が減少し冷えを引き起こしやすくなるため定期的(毎日30分程度)に運動を行うとよいでしょう。
ジョギングやウォーキング、ダンスやヨガなどの運動を定期的に行えているという方は今後も継続していただければ問題ないのですが、ハードワークな看護師が勤務後に運動を行うとなると結構ハードルが高いと思います。
定期的に運動は出来ないと思った方は勤務中の隙間時間に運動を取り入れていきましょう
例えば、階段を使う(なるべくエレベーターを使わない)、スクワットを行う、つま先立ちやつま先歩きを行うなど毎日行うだけでも変わってくるでしょう。

ビタミンEや漢方薬を摂取する

冷えは血行不良が原因のひとつだとお伝えしました。血行不良を改善する方法で手軽にできることのひとつにサプリメントや漢方薬の摂取が挙げられます。
例えばビタミンEは抹消の血管を拡張させて血行を良くする働きがあります。医薬品として販売されているものもありますが、サプリメントとしてもたくさん販売されているので手に入れやすいでしょう。また、抗酸化力が高い成分でもあるので、美容面を考えても摂取するメリットがあります。ビタミンEを摂取する場合はビタミンCも一緒に摂取するとより効果が高まります
また、冷えを改善する漢方薬には当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)などがあります。
必要に応じて服用を検討してもよいでしょう。

NG行為

喫煙はNG!

タバコを吸うと血管が収縮し血流が悪くなります。血流が悪くなると冷えが起こりやすいのでなるべく控えるようにしましょう。

身体を締め付ける衣類はNG!

きつい下着・靴下・靴なども血流が悪くなる原因の一つです。冷えるからといって寝る時に靴下を履く行為が冷えを招いている場合も……。寝る時に靴下を履いてはいけないというわけではありませんが、履く場合は柔らかい締め付けない靴下にしましょう。

シャワーだけはNG!

仕事で疲れているからと湯船に浸からずシャワーで済ませている方はいませんか? シャワーのみで湯船に浸からないと体が冷えやすくなります。入浴は冷え解消に欠かせません。面倒でも毎日入浴する習慣をつけることが大切です。
38℃~40℃程度のお湯に20~30分を目安に浸かるようにしましょう。休日はスーパー銭湯を使用したり、日帰り温泉でリフレッシュするのもおすすめです。

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