前回、顔色をよく見せるために心がけたいこと、改善方法についてお伝えしました。 今回は、メイクによる「顔色をよく見せるテクニック」についてお話しします。
メイクで顔色をよく見せる方法とは?
ぬるめのお風呂にゆっくり浸かったり、鉄分の多い食事を摂ったりしてもなかなか結果が出ない場合には、顔色をよく見せるメイクがおすすめです。
メイクをする前に、スキンケアを下記1→3の順で行うとより効果的です。
1.寝ている間に溜まった汚れを落とすために「洗顔」をする。
寝ている間の皮脂汚れを落とすためには、基本的に洗顔料を使った洗顔が必要です。朝は洗顔料を使わず水洗顔をする人がいますが、乾燥肌の人や皮脂の分泌が少ない人以外は洗顔料を使った方がいいでしょう。
2.化粧水で「保湿」をする。
化粧水は洗顔後一刻も早くつけましょう。お肌が潤っている状態であれば化粧水を使わず美容液をつけたり、次のステップに移って構いません。オールインワンの基礎化粧品を使用している人もここを飛ばして構いません。
3.乳液やクリームで「マッサージ」をする。(血行をよくするため)
スキンケアの仕上げとして乳液やクリームを使うと思いますが、その際にかるくマッサージをするといいでしょう。リンパの流れに沿って老廃物を流すように優しく指を滑らせたり、耳マッサージなどを行うと血行がよくなり顔色が明るく見えますよ。
肌色に合わせた「コントロールカラー」を使う
顔色をよく見せるメイクでは、肌に合わせた「コントロールカラー」を使うことが大切です。
コントロールカラーとは、化粧下地の一つで肌の色補正を目的に使われるアイテムです。全体用と部分使い用があり、全体用の方が緩めのテクスチャー、部分使い用の方が硬めのテクスチャーであることが多いです。肌の悩みが複数ある人は、部分使い用を使い分けるといいでしょう。全体用は化粧下地代わりに使え、より綺麗な肌に見せることができるアイテムです。
・顔色が青白いタイプの場合・・・ピンクのコントロールカラーがおすすめです。顔全体に使うことで血色をアップさせて健康的な肌に見せてくれます。
・顔色が赤いタイプの場合・・・グリーンのコントロールカラーがおすすめです。全体的にニキビ跡が気になる場合は顔全体に、部分的に赤い場合は部分使いをしてください。小鼻の赤みを隠すのにも適しています。たくさん塗りすぎると白くなりすぎるので注意が必要です。
・顔色が土気色タイプの場合・・・パープルやブルーのコントロールカラーがおすすめです。顔全体に使うことで肌のくすみをリセットしてくれたり、透明感をアップさせてくれます。
これらを自分の顔色の状態に合わせて肌に塗っていきましょう。
コントロールカラー以外に重要なこと
チークは血色の鍵を握っています。どの顔色のタイプでも自分の肌に合った血色をよく見せる色を使うことが重要ですが、ピンク系やローズ系のチークを使うと血色よく見えることが多いです。オレンジ系のチークはより土気色に見えたり、くすんで見えてしまう場合があるので注意しましょう。
チークは頬が一番高くなる場所に入れるのが基本ですが、それより気持ち上に入れると若々しく見えます。また、肌を若々しく見せるには、ツヤなどの質感も大切。くすみはパールやラメの光で飛ばすことができます。光を利用することで輝く上質なツヤ肌に見えますよ。
目元はアイシャドウ、肌はコントロールカラーやフェイスパウダーなどをパール配合のものにするのをおすすめします。パール配合のフェイスパウダーをメイク直しで使えば、パールの光効果で午後のお疲れ顔にも効きますよ。さらに、ピンク系のフェイスパウダーは、明るく血色のいい自然な色白肌に近づけることができます。ホワイトは白浮きしやすく、オークルはくすんで見えてしまうことがあるので、自然さを出したい場合はピンク系のパウダーを使用してください。
また、唇の色も顔色を左右させます。真っ赤といった、色味の強い口紅は老けた印象を与えることがあるので注意が必要ですが、赤みがかったクリアなリップグロスは、血行がよい唇に見えておすすめです。
最後に
顔色をよく見せるメイクは、コントロールカラー、フェイスパウダー、チーク、グロスの4つをうまく使いこなすことがポイントです。
例えば、パープルのコントロールカラー×ピンクのフェイスパウダーなど、自分の肌が綺麗に見える組み合わせを見つけていきましょう。コントロールカラーは何色か揃えておくとその日の顔色によって対応することができ、おすすめです。コントロールカラーとフェイスパウダーを使えば、粗のないナチュラル肌になれるので、夜勤の日はファンデーションを使わずに、コントロールカラーとフェイスパウダーで仕上げてしまうのもありです。
コントロールカラーとフェイスパウダーで肌の色を調整し、チークとグロスで血色をプラスすると覚えておきましょう。