育休取得前に知っておきたい!「育休」の基礎知識<後編>
気になる「お金」の疑問
雇用保険に加入していれば、育児休業給付をもらえるの?
育休の期間中は会社から給料が支払われないことが多いですが、雇用保険に加入している人は「育児休業給付」を受け取れます。
※ハローワークで育児休業給付の手続きをすませた後は、2カ月に1回のペースで勤務先を経由して給付の申請が必要です。
【育児休業給付の対象者】
育児休業開始前の2年間に、雇用保険の被保険者期間が12カ月以上ある人
※1カ月の出勤日数が11日未満の月は計算されません。入社から間もない人や、欠勤が多い人は対象から外れる可能性があります。
育児休業開始前の2年間に、雇用保険の被保険者期間が12カ月以上ある人
※1カ月の出勤日数が11日未満の月は計算されません。入社から間もない人や、欠勤が多い人は対象から外れる可能性があります。
【育児休業給付の給付額】
給付額は、育休取得前の平均賃金をもとに、育休の取得期間に応じて計算されます。
育児休業給付の額
・育児休業開始から180日目まで → 平均賃金の67%
・育児休業開始から181日目以降 → 平均賃金の50%
参照:ハローワーク
育休期間中の社会保険料はどうなるの?
育児休業期間中は、厚生年金や健康保険などの社会保険料が免除されます。
保険料が免除されても、年金額を計算するときには保険料を納めた期間として扱われるため、将来受け取る年金は減りません。
参考:日本年金機構
文:FPライター 斉藤 勇