• 2015年3月3日
  • 2021年10月14日

今さら聞けない入学祝いの常識

 

子どもたちの成長、門出を祝う入学祝い。入学祝いにはどんな品物を贈ればいいか、金額の相場などに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

入学祝いは、遅くても入学式の2~3週間前までに贈るのがマナーとされています。小学校や中学校入学の場合、入学することは確実に決まっているので、3月初旬くらいに贈るのがベターです。

贈る相手はどこまでの間柄?

入学祝いは、子、孫、姪や甥などの親族に対して贈るのが一般的です。職場の同僚や知人など、それほど親しくない方には贈らなくても失礼に当たりません。ただし、過去に自分の子どもがお祝いをいただいた場合は、忘れずに贈りましょう。
迷ったときは、普段の付き合いの親密さによって決めるといいでしょう。

入学祝いにオススメの品物は?

入学祝いは現金や商品券、図書カードといった、ほかの人と重複しても問題ないものが喜ばれるといわれています。

品物を贈る場合は、小学校入学では学用品のセットや目覚まし時計、中学校入学ではボールペンなどの文具や腕時計など、実用的なものが一般的です。高校入学では、財布や定期入れなどがオススメです。好みや欲しいものを事前に聞いておくのもいいですね。

現金を贈る場合の相場は?

親族に現金を贈る場合は1万円~数万円程度、近所付き合いのある身近な間柄の場合は5千円~1万円が相場ですが、子どもの学年によっても金額が変わります。

小学校入学であれば3千円~5千円程度、中学校入学は5千円程度、高校入学は5千円~1万円程度といわれています。しかし、これはあくまでも目安であり、相手との親密さによっても変わってきますので、不安に感じたときは目安よりもやや多めに贈りましょう。

入学・進学は子どもの成長の節目。心からお祝いの気持ちを表せるといいですね。

文:看護師/カウンセラー 坂口千絵

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