今さら聞けないホームパーティーの常識
気をつけたい服装
ホームパーティーはアットホームな場合が多く、それほど服装に悩む必要はありません。しかし、フレアやドルマンなどの袖口が広がっている服は、料理を取り分けるときや片付けの際に邪魔になることがありますので避けたほうがいいでしょう。ジーンズなどのラフすぎる服装は場の雰囲気にそぐわない場合がありますので、ジーンズではないパンツやスカートをおすすめします。また、料理が髪につかないよう、長い髪はまとめておきましょう。基本的に香水の使用はNGです。
手土産のマナー
上司との関係性にもよりますが、基本的には手土産を持参するのが常識。手土産のおおよその相場は2000円~3000円です。手土産は食べ物や飲み物が一般的ですが、ケーキなど賞味期限が短いものは、食べきれない場合があるのでご注意を。また、ほかの人と品物がかぶってしまうと消費するのが大変なため、あらかじめ打ち合わせしてもいいでしょう。ビールやシャンパン、ワインなどは、当日、パーティーの場で出すことができるだけでなく、ある程度の保存期間があるのでおすすめです。ただ、食べ物や飲み物を持ち寄るパーティーの場合には、手土産は必須ではないこともあります。
費用の確認はお早めに
ホームパーティーは、主催者が料理を振る舞ったり、仲間同士で料理を持ち寄ったりなど、さまざまなスタイルがあります。費用については割り勘となる場合が多いので、お酒が入る前に主催者に確認をしておくといいでしょう。
お手伝いは積極的に
キッチンに立たれることを嫌がる人もいますが、食器の片付けや洗い物の手伝いは積極的に申し出るようにしましょう。すでに洗い物をしている人がいる場合は、主催者に「ほかにお手伝いできることはありませんか?」などと聞くようにするとベターです。もし断られた場合には、無理に手伝うのは控えましょう。
ホームパーティーは、かしこまった場ではないため、あまり堅苦しく考えなくても大丈夫です。主催者への気遣いは忘れず、楽しい時間を過ごしましょう。
文:看護師/カウンセラー 坂口千絵