看護職求職者29歳以下で1割以上増、日看協調べ 求人倍率は訪看ステーションが最高の3.78倍

ナースぷらす 編集部からのコメント

日本看護協会の調査により、2017年度のナースセンターの施設種類別の求人倍率は「訪問看護ステーション」が3.78倍で最も高かったことが明らかになりました。病院人気は依然として高いものの、看護師さんが活躍する場が拡大していることがわかる調査結果となっています。

日本看護協会(日看協)の調査によると、2017年度のナースセンターの求人倍率は2.36倍で、16年度と比べて横ばいだった。年齢層別に求職者を見ると、29歳以下と60歳以上で10%以上増加していた。施設種類別の求人倍率では、訪問看護ステーションが3.78倍で最も高かった。【吉木ちひろ】

日看協は、都道府県看護協会が都道府県から委託を受けて運営しているナースセンター(86カ所)の17年度の求職・求人データを調べた。それによると、施設からの求人数15万9891人に対し、求職者数は16年度から1129人増の6万7614人だった。求職者の年齢構成は、「40―44歳」が16.1%で最も高く、次いで「45―49歳」(15.7%)、「35―39歳」(13.6%)の順だった。16年度と比較すると29歳以下が13.1%、60歳以上は12.1%、50―59歳は5.1%それぞれ増加していた。

施設種類別の求人倍率は「訪問看護ステーション」が3.78倍、「病院(20―199床)」2.55倍、「病院(200―499床)」2.02倍、「病院(500床以上)」1.72倍、「介護老人福祉施設」1.67倍の順で高かった。「訪問看護ステーション」の求人登録数は3365事業所、求人数は1万4687人で、1事業所当たりの求人数は4.36人だった。

求職者の希望する施設種類(複数回答)の割合は、「病院(20―199床)」が19.8%、「診療所(無床)」19.6%、「病院(200―499床)」17.6%、「健診センター・労働衛生機関」14.5%の順で高かった。

■退職理由に年齢差、若年層の定着にはメンタルケアの必要性

日看協は20―50歳代を対象に、職場を退職した理由についても調べた。全体では「結婚」(10.4%)、「妊娠・出産」(7.3%)、「転居」(7.2%)が上位3位までを占めた。20歳代では、「自分の健康(主に精神的な理由)」(8.3%)、「看護職の他の職場への興味」(7.2%)が多かった。看護職として就業している求職者の「退職したいと考えている理由」は、全体で「看護職の他の職場への興味」(11.2%)が最も高く、20歳代では他の年齢層と比べて「自分の適性・能力への不安」が10.6%で高かった。日看協では「若年層に対するメンタル面のケアに取り組む必要性が示唆される」としている。

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