1回接種の新型コロナワクチン候補で66%の有効率~ジョンソン・エンド・ジョンソン

ナースぷらす 編集部からのコメント

1月29日、米製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は、医薬品部門ヤンセンで開発中の「1回接種で完了」する特徴を持つ新型コロナウイルス感染症ワクチン候補について、第3相臨床試験の中間解析で66%の中等症・重症COVID-19予防効果が確認されたと発表しました。

J&J最高科学責任者のポール・ストッフェルス医学博士は「WHOは1回接種ワクチンがアクセス、流通、コンプライアンスを向上させ、パンデミック状況における最良の選択肢と考えている」とコメントしています。

米製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は1月29日、医薬品部門ヤンセンで開発中の1回接種の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチン候補について、第3相臨床試験の中間解析で66%の中等症・重症COVID-19予防効果が確認されたと発表した。

第3相試験(ENSEMBLE試験)は、米国・中南米諸国・南アフリカの18歳以上の被験者約4万4000例(米国1万9302例、中南米1万7905例、南アフリカ6576例)を対象に実施。1回接種ワクチンの安全性と有効性を無作為化プラセボ対照二重盲検比較試験で評価した。

中間解析結果によると、主要評価項目である「接種後28日以降の中等症・重症COVID-19の予防効果」は66%(米国72%、中南米66%、南アフリカ57%)、重症疾患への予防効果は85%だった。複数の変異種に対する重症化予防効果も確認されたという。

J&J最高科学責任者「1回接種が最良の選択肢」

J&J最高科学責任者のポール・ストッフェルス医学博士は「WHO(世界保健機関)は1回接種ワクチンがアクセス、流通、コンプライアンスを向上させ、パンデミック状況における最良の選択肢と考えている。

重症疾患での85%の有効性と医学的介入を要するCOVID-19の予防は、COVID-19の重篤かつ致死的な転帰から数億人を守る可能性を示しており、医療制度や医療現場の大きな負担の軽減にもつながると期待されている」とコメントしている。

ヤンセンが開発しているCOVID-19ワクチンは、いわゆるウイルスベクターワクチン。ファイザーやモデルナが開発したmRNAワクチンが2回接種であるのに対し、1回接種で完了するのが特徴。

また、ファイザーのワクチンが超低温での輸送・保管が必要であるのに対し、ヤンセンのワクチンは少なくとも3カ月間は2~8℃で安定保存が可能とされている。

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