• 2021年10月26日
  • 2021年11月16日

SIDS発症リスク低くするポイント啓発~厚労省、対策強化月間の取り組み発表

 
予兆や既往歴もないまま乳幼児が死に至るSIDS(乳幼児突然死症候群)について、厚労省が対策強化月間の主な取り組みを発表。厚労省では毎年11月をSIDSの対策強化月間と定めており、助産師さんや保健師さんを悩ませるSIDSに対する社会的関心を喚起するために発症率を低くするポイントなどの重点的な普及啓発活動を実施しています。

 

月間では「1歳になるまでは、寝かせる時はあおむけに寝かせる」「できるだけ母乳で育てる」「保護者などはたばこをやめる」といった発症リスクを低くするためのポイントについて、ポスターやリーフレットを活用して全国的な啓発活動を実施しています。

厚生労働省はこのほど、乳幼児突然死症候群(SIDS)の対策強化月間の主な取り組みを発表した。【新井哉】

厚労省は、毎年11月をSIDSの対策強化月間と定め、SIDSに対する社会的関心を喚起するため、発症率を低くするポイントなどの重点的な普及啓発活動を実施している。月間では、▽1歳になるまでは、寝かせる時はあおむけに寝かせる▽できるだけ母乳で育てる▽保護者などはたばこをやめる-といった発症リスクを低くするためのポイントについて、ポスターやリーフレットを活用して全国的な啓発活動を実施。また、健やか親子21推進協議会の参加団体に対しても、発症率を低くするポイントなどの周知や普及について協力を求める。

SIDSは、何の予兆や既往歴もないまま乳幼児が死に至る、原因の分からない病気で、 窒息などの事故とは異なる。厚労省によると、2020年は95人の乳幼児がSIDSで亡くなっており、乳児期の死亡原因の第3位となっている。


出典:医療介護 CBニュース