• 2021年9月15日
  • 2021年10月15日

過疎地域で地域包括ケア構築や認知症施策推進~東京都が方針を公表

 
東京都がこのほど高齢者・障害者の福祉の向上を図るための対策などを掲げた「東京都過疎地域持続的発展方針」(2021-25年度)を公表。「高齢者ができる限り住み慣れた地域で健康で安心して生活できるよう、地域包括ケアシステムを構築する」としています。

高齢者関連対策については、高齢者の多様なニーズに応じた施設や住まいの整備に加え、認知症の人と家族を支える地域づくり、地域連携の推進と専門医療の提供、人材育成、普及啓発などの総合的な認知症施策を推進します。

東京都はこのほど、「東京都過疎地域持続的発展方針」(2021-25年度)を公表した。高齢者・障害者の福祉の向上を図るための対策などを掲げており、「高齢者ができる限り住み慣れた地域で健康で安心して生活できるよう、地域包括ケアシステムを構築する」としている。【新井哉】

高齢者関連の対策については、高齢者の多様なニーズに応じた施設や住まいの整備に加え、認知症の人と家族を支える地域づくり、地域連携の推進と専門医療の提供、人材育成、普及啓発などの総合的な認知症施策を推進する。

また、介護人材の資質向上や確保を図るため、研修等の取り組みを支援するほか、障害者が地域で安心して暮らせる社会が実現できるよう、生活基盤を整備する。

保健・医療の確保の方針も示しており、「へき地診療所に常時勤務する医師及び歯科医師の給与費の一部を補助することで、医師等を確保する」などとしている。看護職員の定着も促進する。具体的には、島しょ地域で働く看護職員を対象に出張研修を行うとともに、一時的に島を離れる際の短期代替看護職員を派遣し、働きやすい環境を整える。


出典:医療介護 CBニュース