重症化リスク高い高齢者層への感染防止対策徹底を~東京都がコロナモニタリング会議の専門家意見公表

ナースぷらす 編集部からのコメント

4月28日、第43回東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議が都庁で開催。会議で公表された「専門家によるモニタリングコメント・意見」では、新規陽性者数が高い水準で推移する中、病院や老人保健施設、有料老人ホームなどでクラスターが発生していることを取り上げられ「家庭外で活動する家族、医療機関や高齢者施設で勤務する職員が、新型コロナウイルスに感染しないことが最も重要である」と指摘されました。重症患者の年代別の内訳については、70歳代が15人、60歳代が13人、50歳代が11人、80歳代が6人、30歳代と40歳代がそれぞれ4人、20歳代と90歳代がそれぞれ1人となっています。

東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第43回)が28日、都庁で開かれた。公表された「専門家によるモニタリングコメント・意見」では、新規陽性者数が高い水準で推移する中、病院や老人保健施設、有料老人ホームなどでクラスターが発生していることを取り上げ、「重症化リスクの高い高齢者層への感染防止対策を徹底する必要がある」としている。【新井哉】

コメント・意見では、入院患者数について、前回(21日時点)は1606人であったが、27日時点で1923人と増加したと説明。「N501Yの変異がある変異株による新規陽性者数が増加しており、人と人との接触機会が減少しなければ、ゴールデンウィークからの医療提供体制の逼迫が危惧される」といった見解を示している。

重症患者(人工呼吸器またはECMO使用)は前回よりも7人多い55人となっており、「都は、重症患者のための医療提供体制を確保するために、重症の状態を脱した患者や、重症化に至らず状態の安定を得た患者が転院する医療機関の確保を検討している」と説明している。

20日から26日までに、新たに患者31人が人工呼吸器を装着した一方で、22人が人工呼吸器から離脱した。人工呼吸器使用中に死亡した患者が4人いた。この期間に新たにECMO(体外式膜型人工肺)を導入した患者が1人いた。ECMOから離脱した患者も1人いた。27日の時点で、人工呼吸器を装着している患者55人のうち3人がECMOを使用している。

重症患者の年代別の内訳については、70歳代が15人、60歳代が13人、50歳代が11人、80歳代が6人、30歳代と40歳代がそれぞれ4人、20歳代と90歳代がそれぞれ1人となっている。

高齢者層への感染防止に関しては、「家庭外で活動する家族、医療機関や高齢者施設で勤務する職員が、新型コロナウイルスに感染しないことが最も重要である」と指摘。都が感染対策支援チームを派遣し、施設を支援していることや、精神科病院・療養病床を持つ病院、高齢者施設、障害者施設のスクリーニング検査を6月まで実施することも取り上げている。

 

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