手足口病、九州で流行の兆し 鹿児島で前週比5倍に急増、警報基準上回る地域も

ナースぷらす 編集部からのコメント

インフルエンザや麻疹(はしか)などの全国的な流行が報道されていますが、鹿児島県で手足口病の局地的な流行がみられていますので、同県・近県の看護師は警戒が必要です。手足口病は乳幼児を中心に夏季に流行することが多く飛沫や接触により感染することから、手洗いやタオルの共有の回避を徹底してもらうなど、患者さんへの呼びかけをこまめに行いましょう。

手や足などに水疱性の発疹が現れる手足口病が、九州で流行の兆しを見せている。九州7県の1週間(8-14日)の患者報告数は前週と比べて増えており、流行の警報基準値を上回る地域も出てきた。前週比で5倍に急増した鹿児島県は「今後の動向に注意が必要」としている。【新井哉】


8日から14日までの週の1医療機関当たりの患者報告数は、宮崎県が前週比約2倍の3.6人、鹿児島県が約5.3倍の1.37人、熊本県が1.4倍の1.06人、佐賀県が約1.3倍の1.04人、大分県が約1.6倍の0.64人、長崎県が約1.5倍の0.59人、福岡県が約1.7倍の0.39人となっている。


この週の患者報告数について、宮崎県は「例年同時期の定点当たりの平均値の約2.1倍」と説明。都城(10.33人)と延岡(6.5人)の保健所管内で警報基準値(5.0人)を上回っている。


鹿児島県でも志布志保健所管内で警報基準値の2倍の10.0人を記録した。同県は0-2歳が全体の約9割を占めていることを挙げ、「保育園等では職員や園児の流水と石けんによる手洗いの励行、タオルの共有を避けるなどの注意が必要」としている。


手足口病は、水疱性の発疹を主な症状とした急性ウイルス性感染症で、乳幼児を中心に夏季に流行することが多い。原因病原体はコクサッキーウイルスやエコーウイルス、エンテロウイルスなどで、感染から3―5日の潜伏期間後、口腔粘膜や手のひら、足の甲・裏などに2―3ミリの水疱性発疹が現れる。飛沫や接触によって感染する。


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