• 2019年3月25日
  • 2021年10月29日

看護師国家試験、合格者が1900人余り減少 合格率は89.3%、厚労省発表

 
3月22日(金)、第108回看護師国家試験の合格発表がされました。合格されたみなさん、おめでとうございます。合格率は89%で前年よりも1.7ポイント低下、2年ぶりに90%を下回りました。またインドネシア、フィリピン、ベトナムから来日した看護師候補者は423人が受験、うち69人が合格し、合格率は16.3%だったことがわかりました。 


第108回看護師国家試験の合格者の数は5万6767人で、前年よりも1900人余り減ったことが22日、厚生労働省が行った合格発表で分かった。合格率は89.3%だった。【松村秀士】

厚労省によると、2月17日に実施された108回目の看護師国家試験には、前年よりも885人少ない6万3603人が受験し、このうち5万6767人(前年比1915人減)が合格した。

新卒者と既卒者を合わせた全体の合格率は89.3%で、前年と比べて1.7ポイント低下し、2年ぶりに90%を下回った。

EPA(経済連携協定)によってインドネシアとフィリピン、ベトナムから来日した看護師候補者は今回、423人が受験し、そのうち69人(前年比9人減)が合格した。合格率は16.3%(同1.4ポイント減)だった。

■合格者の抱負

合格発表会場となった厚労省の講堂では、家族や友人らと共に合否を確認する受験者の姿が見られた。

神奈川県のY.Iさん(28)は、「実習で楽しかった循環器内科に携わりたい。結婚や出産をしても看護の現場で一生働きたい」と抱負を述べた。

群馬県の大久保桐子さん(22)は、かつて病気にかかった時に看護師から親切にしてもらったことが今も忘れられない。「手術を受けたことがあるので、希望はオペ室で看護をすること。患者さんに寄り添える看護師になりたい」と将来を見据えていた。

合否を確認する受験者(22日、厚労省)



出典:医療介護CBニュース

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