風疹の患者報告数、2週連続で100人超 首都圏を中心に報告相次ぐ

ナースぷらす 編集部からのコメント

麻疹(はしか)のみならず風疹も流行傾向にあり、不特定多数の患者さんと接する看護師は院内感染防止の徹底が求められます。今年に入ってからの風疹の患者報告数は768人で、そのうち医療制度の変遷によって定期予防接種の機会がなく、抗体保有率が低いとみられる39~56歳の男性が4割近くを占めており、東京都は抗体検査受診のうえワクチンの接種を呼び掛けています。

風疹の患者報告数が2週連続で100人を超えたことが12日、国立感染症研究所がまとめた2月25日から3月3日までの週の患者報告で分かった。首都圏を中心に報告が相次いでおり、東京都は抗体検査で免疫がないと判明した場合、ワクチンの接種を検討するよう呼び掛けている。【新井哉】


この週の患者報告数は、前週比5人減の113人。都道府県別では、東京が35人で最も多く、以下は神奈川(21人)、大阪(15人)、千葉(11人)、埼玉と福岡(共に5人)、北海道、三重、兵庫(いずれも3人)、愛知、佐賀、沖縄(同2人)などの順だった。


2019年の風疹の累積患者報告数は768人となっており、大流行した13年に次ぐペースで増えている。推定感染地域は「国内」が608人、「国内・国外不明」が151人、「国外」が7人、「国内または国外」が2人だった。予防接種歴に関しては、「接種なし」と「不明」が全体の9割超を占めている。


19年の累積患者報告数を年齢・男女別で見ると、医療制度の変遷で定期予防接種の機会がなく、抗体保有率が低いとされる39―56歳の男性の報告数が4割近くを占めている。


患者の報告が目立っている首都圏では、自治体が警戒を強めている。東京都健康安全研究センターは、注意を促すリーフレットを作成し、ホームページに掲載。妊娠初期に感染した場合、胎児が感染し、白内障や難聴、先天性心疾患を特徴とする先天性風疹症候群を発症する可能性が高くなることや、予防にはワクチンが有効であることを取り上げている。


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