2019年のデング熱患者報告数、前年の2倍に 1999年以降で最多、国内感染疑われるケースも

ナースぷらす 編集部からのコメント

国立感染症研究所公表による「感染症発生動向調査」の週報によると、2019年のデング熱の患者報告数が前年と比べて倍増していることが判明しました。1999年以降で最も多い患者報告数(400人=10月27日まで)となっていますが、注目すべきは国内感染が疑われるケースが多発していること。東京都が発表した10歳台の患者2人は、海外渡航歴がなく、修学旅行で訪れた奈良市内、京都市内でデングウイルスを保有した蚊に刺されての感染が疑われています。

2019年のデング熱の患者報告数が前年と比べて倍増していることが5日、国立感染症研究所が公表した感染症発生動向調査の週報(43週速報データ)で分かった。「国内感染」が疑われるケースも報告されており、感染症法に基づく現行の調査が始まった1999年以降で最も多い状況となっている。【新井哉】

10月に東京都が発表した10歳代の患者2人のケースでは、海外渡航歴がなかった。修学旅行で訪れた奈良市内または京都市内で、デングウイルスを保有している蚊に刺されて感染した可能性が疑われるという。

デング熱はヒトスジシマカなどの蚊がウイルスを媒介する感染症。感染後は、4-14日の潜伏期間を経て、38度を超える高熱や頭痛などを発症するほか、体幹部に発疹が現れることも多い。解熱剤を服用して静養すれば1週間程度で回復するが、皮下出血などを伴う重症型へ移行する場合もある。

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