認知症看護の認定看護師、養成機関拡大で増員を 全国知事会が提言、サポート医研修の利便性向上も

ナースぷらす 編集部からのコメント

認知症の各期に応じた療養環境の調整およびケア体制の構築や行動心理症状の緩和・予防などを行う、認知症看護の認定看護師。全国知事会は、認知症の人が尊厳を保持しつつ安心して暮らせる社会を構築するために人材育成や施設の整備が必要と提言しました。

全国知事会の「認知症施策の抜本強化に向けた提言」

認知症医療と認知症ケアを包括的に提供する認知症総合施設を整備する―。全国知事会がこのほど公表した「認知症施策の抜本強化に向けた提言」では、認知症の人が関わる交通事故や行方不明などが後を絶たないことを指摘。「認知症の人が、尊厳を保持しつつ、地域社会の一員として尊重され、安心して暮らすことのできる社会の構築のためには、国と地方、民間等が連携した取組をさらに強化、加速化させなければならない」とし、施設の整備や人材の育成などを求めている。【新井哉】


全国知事会は、▽認知症ケアの推進▽認知症に対する理解促進と地域で認知症の人を支える体制の構築▽認知症の人への生活支援▽認知症の人を介護する家族への支援▽国による認知症に関する研究・技術開発の促進▽認知症施策の加速的な推進―に関する提言を行っている。


認知症ケアの推進に関しては、認知症疾患医療センターの指定拡充を推進し、同センターに対して、地域の実情に応じた十分な財政措置を講じることを要望。認知症サポート医研修に関しても、受講の利便性を高めることを求めている。


人材の育成については、「養成機関の拡大等により認知症看護認定看護師等を増員すること」と記載。認知症ケアに携わる介護従事者の技術の向上も求めており、「質の高い介護職員の確保のため、認知症介護指導者養成研修の受講について利便性を高めること」としている。


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