精神症状の変動など評価し保護帽の使用開始も 栃木県が県立岡本台病院の事故件数や対応策公表

ナースぷらす 編集部からのコメント

臨床現場の最前線で活躍する看護師にとって医療事故はいつ直面するかもわかりません。栃木県は、県立岡本台病院の2018年度におきた医療事故と、ヒヤリ・ハットの件数、代表事例や対応策などを公表しました。

栃木県は、県立岡本台病院(宇都宮市、精神221床)の2018年度の医療事故とヒヤリ・ハットの件数などを公表した。医療事故は前年度と同じ4件、ヒヤリ・ハットは前年度比109件減の959件だった。精神症状の変動や危険行動を評価し、保護帽の使用を開始したケースもあったという。【新井哉】

医療事故とヒヤリ・ハットの事象別件数(その他を除く)については、「療養上の世話」が536件で最も多かった。以下は、「薬剤」(201件)、「検査」(18件)、「治療・処置」(17件)などの順だった。

代表的な事例や対応策も公表している。保護帽の使用を始めた患者のケースでは、自室内を歩行中にふらついて転倒し、ドアに前額部などをぶつけた。右眼瞼上部に2センチ程度の裂傷を認めたため、スキンステプラーを使って縫合した。

異食行為もある患者だったため、異食行為のリスクが下がった段階で、ドアの内側や壁に保護材が貼付された病室に移動。「壁に殴打する事象」は改善したが、「床に転倒する事象」が見られたため、床に保護材を貼って環境面の整備を行ったという。

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