首都圏で手足口病の流行本格化、千葉で警報レベル 早めに医療機関受診呼び掛けも

ナースぷらす 編集部からのコメント

7月にピークを迎える感染症の手足口病ですが、首都圏での流行が本格的になりました。千葉県では警報基準値を超え、台東、世田谷、江戸川保健所管内は警報レベルです。

手や足などに水疱性の発疹が現れる手足口病の流行が首都圏で本格化してきた。千葉県では、17日から23日までの週の1医療機関当たりの患者報告数が警報基準値を超えた。東京都は「台東、世田谷、江戸川保健所管内で警報レベル」と指摘。埼玉県も「前週に引き続き増加し、流行期に入ったと見られる」とし、手洗いなどの感染予防に加え、体調がすぐれない時は、医療機関に電話で相談の上、早めに受診するよう呼び掛けている。【新井哉】


この週の千葉県の1医療機関当たりの患者報告数は、前週比約58%増の5.13人となり、警報基準値(5.0人)を上回った。県内16保健所管内のうち、12保健所管内で前週より報告が増加。船橋市(12.82人)が最も多く、警報基準値の2倍超となっている。年齢別では、1-3歳が全体の約8割を占めており、「成人例も少ないが報告がある」としている。


東京都の患者報告数は、前週比約65%増の2.73人で、8週連続で増加した。既に2018年に最も多かった週の患者報告数(1.86人)を上回っており、前回大流行した17年とほぼ同じペースで患者が増えている。


埼玉県の患者報告数は2.36人で、前週と比べて倍増した。南部保健所管内で前週の8倍超の5.0人を記録。草加(6.33人)と春日部(5.17人)の両保健所管内でも報告が多い状況だ。


神奈川県でも感染が拡大している。横浜市では4区で警報基準値に達している。川崎市も「2週連続で急激に増加した」と指摘。川崎区(10.6人)と宮前区(6.83人)で警報基準値を超えており、市内の複数の保育園では集団発生も確認されているという。


手足口病は、水疱性の発疹を主な症状とした急性ウイルス性感染症で、乳幼児を中心に夏季に流行することが多い。原因病原体はコクサッキーウイルスやエコーウイルス、エンテロウイルスなどで、感染から3―5日の潜伏期間後、口腔粘膜や手のひら、足の甲・裏などに2―3ミリの水疱性発疹が現れる。飛沫や接触によって感染する。


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