五輪開催で訪日外国人増加、はしか感染拡大を懸念 九都県市首脳会議が厚労相に対策求める

国立感染症研究所

ナースぷらす 編集部からのコメント

麻疹(はしか)は、感染力が強く、重症な場合には肺炎や脳炎を合併することもある病気です。国内では予防接種により患者数が減少しましたが、海外からの持ち込みによりしばしば流行が発生しています。東京オリンピックの開催などで訪日外国人数が増加するため、感染症拡大が懸念されるとし、九都県市首脳会議は麻疹(はしか)対策に関する要望書を厚生労働省宛てに提出しました。

九都県市首脳会議は23日、麻疹(はしか)対策に関する要望書を根本匠厚生労働相に宛てて提出する。東京オリンピックの開催や出入国管理法の改正で訪日外国人旅行者や外国人労働者の増加が見込まれることや、出国する日本人も増加傾向であることを挙げ、「今後も国内で感染事例が発生することが懸念される」と指摘。海外からの輸入症例による感染拡大を防止するよう求めている。【新井哉】

要望書では、「ここ数年、海外で感染した患者を契機とした国内での感染拡大事例が発生している」とし、海外渡航予定者に対して予防接種の実施を促すことを要望。また、感染の中心となっている年代(20―40歳代)への予防接種を定期接種化する必要性を挙げ、「国が責任をもって財源を確保すること」としている。

対策の実施に必要となるワクチンについても「国の主導により、安定的な供給体制と、地域毎の在庫の偏在が生じないような流通体制を整備し、滞りなく予防接種が実施できるようにすること」としている。

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