感染性胃腸炎の流行拡大、福井と大分で警報レベル 院内感染防止で入院患者の面会制限も

ナースぷらす 編集部からのコメント

流行が拡大しているのはインフルエンザだけではありません。感染性胃腸炎の流行が拡大し、福井と大分の2県では警報基準値を上回っています。感染性胃腸炎は患者さんとの接触や嘔吐物や便を介して感染するため、看護の現場では予防のために手洗いの励行や嘔吐物などの適切な処理が求められます。

ノロウイルスなどの感染によって、嘔吐や下痢といった症状を伴う「感染性胃腸炎」の流行が拡大している。国立感染症研究所が8日に公表した12月17日から23日までの1週間の全国の患者報告数(定点医療機関約3000カ所)は、前週比約10.9%増の定点当たり10.1人。福井と大分の2県で警報基準値(20.0人)を上回った。流行地域では、院内感染を防ぐため、入院患者への面会を制限する動きが出てきた。【新井哉】


都道府県別では、福井が23.91人で最も多く、以下は大分(20.67人)、石川(15.72人)、香川(15.18人)、三重(14.27人)、群馬(14.2人)、宮崎(13.97人)、熊本(13.82人)、東京(13.64人)、埼玉(13.14人)、長野(12.37人)、富山(12.07人)、徳島(11.87人)、静岡(11.73人)、広島(11.44人)などの順だった。


感染性胃腸炎のまん延を防ぐ目的で、入院患者への面会を制限する病院もある。千葉県立佐原病院(佐原市、241床)は、面会を制限するケースについて、周囲に胃腸炎の罹患者がいる人などを挙げている。市立三次中央病院(広島県三次市、350床)も面会者を嘔吐や下痢、発熱などの症状がない人に限定している。


感染性胃腸炎は、ほとんどがノロウイルスやロタウイルスなどが原因とされ、ピーク時には定点医療機関当たり20人前後にまで増える年もある。患者との接触に加え、嘔吐物や便を介して感染するため、予防には手洗いの励行や、嘔吐物などの適切な処理が求められている。


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