• 2018年4月3日
  • 2021年11月10日

公認心理師国試、大卒の施設要件に介護医療院追加 厚労省などが省令を告示

 

心理系の資格として知られる「臨床心理士」や「公認心理師」。「臨床心理士」は民間の資格で、「公認心理師」は国家資格です。看護師として患者さんや家族と良好な関係を築くとき、こころのケアの必要性を感じることがあるかと思います。そんな看護現場の声に応えてできた資格が「公認心理師」です。公認心理師の資格を取得するには4年生大学の必要な科目の取得と実務経験、もしくは大学院卒業が必要条件です。厚生労働省と文部科学省は、公認心理師法施行規則を改正する省令を告示し、4月1日から適用しました。

厚生労働省と文部科学省は、公認心理師法施行規則を改正する省令を3月30日付の官報で告示し、4月1日から適用した。介護医療院の創設に伴う措置で、大学卒業後、介護医療院で一定期間以上、心理分析などの実務経験を積めば、公認心理師の国家試験を受けられる。【新井哉】

実務経験の施設要件については、大学院で心理学を学んだ人と「同等以上の専門的知識・技能を修得させる施設」(厚労省)となっており、▽病院▽精神保健福祉センター▽介護療養型医療施設▽介護老人保健施設―などが該当している。

厚労省は、介護医療院が要介護者に対して医学的管理下で介護などを提供する機能があることを踏まえ、施設要件に該当すると判断した。

出典:医療介護 CBニュース