コデイン含む咳止め薬、小児への処方制限へ 呼吸の抑制など副作用の恐れ、厚労省

ナースぷらす 編集部からのコメント

厚生労働省は、咳止め薬などとして使用されるコデイン含有の医薬品について小児への処方を制限する方針を固めました。

咳止め薬などとして使用されるコデイン含有の医薬品について、厚生労働省は小児への処方を制限する方針を固めた。小児がその医薬品を服用した場合、呼吸が抑制される恐れが高くなるためで、厚労省は来月に開催予定の「薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会」で、具体的な処方制限の内容などを議論する。【松村秀士】

厚労省によると、2009年から15年までに協力医療機関7施設で7267人の患者がコデイン含有の医薬品を処方され、このうち、呼吸がしにくいなどの呼吸抑制の副作用症状が疑われる人が24人いた。

この副作用症例などを踏まえ、厚労省は呼吸の抑制についての感受性が高いとされる小児に対し、コデインを含んだ医薬品の処方を制限する方針だ。同省の医薬・生活衛生局安全対策課の担当者は、「今回の副作用症例に加え、欧米で12歳未満の小児に対するコデインの使用は禁忌とされていることを考慮し、日本でも同様の措置を講じる方向で検討している」と話している。

コデインは、モルヒネに似た成分。呼吸器疾患における鎮咳、鎮痛などのため、国内ではそれを含んだ医療用医薬品が約60種類、一般用医薬品が約600種類使用されているという。小児らが服用した場合、呼吸抑制の感受性が高くなるとされていることから、添付文書では小児らに対して、既に「慎重に投与すること」と記載している。

医療介護CBニュース-2017年05月22日 14:00掲載

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